故障・修理関連
トラブルシューティング【troubleshooting】
問題解決の手法の一つで、異常事態が発生した際、原因を探り問題の根源を順を追って解決していきます。初めて操作する場合や、初心者に起こりやすいトラブルの事例も記載されている場合も多くあります。
バグ【bug】
コンピュータプログラムにある、小規模な製造上の欠陥です。英語では小さな虫という意で、その問題箇所を特定し修正、取り除く作業のことをデバッグとよびます。所在が不明な場合は「不具合」などとよぶこともあります。
トラッキング現象【トラッキングゲンショウ】
コンセントをプラグに長期間差し込んでいることによって、熱を帯び発火する現象のことです。隙間にほこりが溜まり、湿気が加わると火花が発生しやすくなります。定期的に掃除したり長期間差したままにしないことが予防となります。
ノイズ【noise】
電気信号において無作為な変動があることを意味します。全ての電気回路に存在しますが回路を破壊するほどのものではありません。サージとほぼ同義語で使われ、動作に不具合を生じるレベルは「ノイズ」とよび区別されていますが、実際どの程度までのものをサージ、ノイズとよぶかは電子機器によってそれぞれ異なっています。
サージ【surge】
異常に高い電圧が瞬間的に電気回路で発生する現象です。PCの最大許容値を超えた場合、電子機器が損傷したり寿命が短くなることもあります。落雷によって発生するサージを「雷サージ」、大量の電力を停止することによって発生するサージを「誘導サージ」をよびます。
ディスククラッシュ【disk crash】
外部から衝撃やシステム破損の故障などによってファイルの読み書きができなくなることです。ファイルシステムに破損が生じてしまうと、データ自体は無事であるにもかかわらず全てのファイルにアクセスすることができなくなります。
フォーマット【format】
初期化ともいい、フロッピーディスクやハードディスク等の記憶媒体に一定の情報を書き込めるよう領域を設けることです。格納されている全てのデータが削除されてしまうため、大容量の情報をフォーマットする際にはバックアップをするといった注意が必要となります。
リビルド【rebuild】
一度リリースされたり最終的なテスト段階において、作り直し等の修正作業を行うことです。ソフトウェアの不具合やバグの修正を行い、リビルドを何度も繰り返すのが一般的です。RAIDの場合はハードディスクの一台が破損した場合新しいものにデータを複写し再構築する作業を指します。
システムダウン【system down】
稼働中にあるコンピューターのシステムが異常終了、または動作停止状態になることです。主な原因はソフトウェアやハードウェアの不具合、自然災害による電源の瞬断、ユーザーの誤操作等が挙げられます。フォールトレランス化することによってシステムを安定させ、障害を回避することができます。
MTTR【平均修理時間】
Mean Time To Repairの略で、日本語にすると平均修理(復旧)時間です。機械またはシステムが故障してから復旧するまでの平均時間で表し、この値が小さい(=修理に要する時間が短い)ほど保守性が高いシステムといえます。MTBFが安定した稼働時間の指標で、MTTRは復旧時間における即応性の指標です。