【保守サポート】生産・製造のスタイルは
本日は弊社HPのコンテンツである
「IT・保守サポート用語集」より
いくつか用語を抜粋してご紹介したいと思います。
生産、製造分野でEMSという用語があります。
EMSとは、Electronics Manufacturing Serviceの略で、
電子機器の生産を受託するサービス、
あるいはその企業のことをあらわします。
メーカー側には、自社内で行うはずの
業務を外に委託するのでコスト削減を、
アウトソーシングされた側には
経営の効率化を図ることができます。
EMSには2種類あり、
主に「OEM」と「ODM」に分類されます。
2つの言葉は皆様の耳にもよく入るのではないでしょうか。
OEMとはOriginal Equipment Manufactureの略です。
委託元企業のブランド製品を製造すること、
またはその企業のことをあらわします。
製品の供給を受ける企業が自社のブランドで販売を行います。
スーパーなどで販売される自社ブランド製品は、よく見かけますね。
パソコンなどの電化製品や衣料品など多岐にわたって展開されています。
そしてODMはというと、
Original Design Manufacturingの略で、
委託元企業のブランド製品を設計から製造まで行うこと、
またはその企業のことをあらわします。
OEMと同じようにも聞こえますが、
違いは製造だけでなく、企画設計の段階から請け負うことです。
台湾や中国のPCメーカーなどが一般的で、
ODM側の起業には高い技術水準が必要とされます。
特に中国は、日本だけでなく世界のODMの拠点となっています。
累計しておよそ800社あるとの情報もあり、
現在は最適なODM企業を検索できる、
日本語、中国語対応のウェブサイトも度々見かけます。
製造側にとって経営コストを考えると、
EMSの必要性は当然のことながら浮かび上がるとは思います。
しかし「技術大国日本」という言葉が過去のものにならないよう、
日本の技術もまだまだ頑張ってほしいものです。
******
震災の余波がまだ続きます。
「自粛」ブームが到来しているようですが、
このままでは経済の流れも停滞してしまいます。
無理のないよう、可能な限りお金を使い、
募金をするなど些細なことで十分です、
前向きな消費行動を心がけましょうね!
今週もお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより