通信・ネットワーク関連
レイヤー【layer】
レイヤーとは、英語では何らかの層を意味する単語ですが、IT分野でも様々なレイヤー構造を表す場合に使われます。ネットワーク領域では機器やソフトウェアの役割やプロトコルにおいて階層構造を表現する際、それぞれの機能階層をレイヤーと呼びます。また、画像処理ソフトなどで画像を重ねる作業階層のことをレイヤーとも呼びます。
EMOTET【エモテット】
EMOTETはメール経由で拡散するマルウェアです。情報窃取を行うだけでなく、感染端末から窃取した情報を用いてスパムメールを送信し、更に感染拡大を試みる機能などを有します。特に「返信型」という手法で拡散し、感染環境で窃取したメールに対し、「返信」や「転送」の形式で送信され、以前にやり取りしたメール(取引先担当者や会社の同僚など)の「返信」や「転送」として攻撃メールが来るので信用してマルウェアが仕込まれた添付ファイルを開いてしまう可能性が高いのが特徴です。
エンドポイント【endpoint】
エンドポイントとは、ネットワーク上に存在する末端の端末のことを意味し、パソコンやサーバー、スマートフォンなどを指します。近年のエンドポイントセキュリティは重要性を増しています。また、テレワークなどの需要により、社内のみならず自宅端末も対象となり、エンドポイント環境の範囲も広がっています。
ウェビナー【Webinar】
Webinar(ウェビナー)とはWeb Seminarの略で、インターネット上で「セミナーなどの配信」を行うことをいいます。会場費などのコスト面削減と場所にとらわれないセミナーやプロモーションが可能です。また一方的に情報を伝えるだけではなく、チャットなどで質問ができるほか、リアルタイムなアンケート機能などを備えたサービスもあります。
Society 5.0【ソサイエティ5.0】
Society 5.0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会のこと。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く未来社会の姿として提唱されたものです。
技適【ギテキ】
技適とは、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定、もしくは電波法に基づく技術基準適合証明のことで、我々が普段使用するスマートフォンなどの無線機には特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)が付いています。電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するもので、個々の無線機に付けられていますが、この技適マークが付いていない無線機は「免許を受けられない/違法になる」恐れがあります。
MaaS【モビリティ・アズ・ア・サービス】
MaaSとはMobility as a Serviceの略で、様々な種類の輸送サービスが需要に応じて利用できる単一のサービスに統合されたものです。自動車だけでなく、鉄道、航空、物流など様々な産 業が垣根を越えて情報通信技術を活用することで、全ての交通手段による移動を1つのサービスとしてつなぐ移動のための概念となります。MaaSにより複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせた検索・予約・決済等を一括で行うことが可能となります。
VPN【Virtual Private Network】
VPNとは、インターネットにおける仮想の専用線のことです。遠隔地から社内のネットワークにアクセスするなどの際にこの暗号化されたVPNを使うことで特定の人だけが安全にアクセスでき、情報セキュリティを保つことが可能となります。
PHS【ピーエイチエス】
PHSとは「Personal Handy-phone System」の略で、小型電話機を携帯し、移動した先で長距離間の通信を行うシステムのことをいいます。近距離での高音質な通信に特化しており、しかも安価ということもあり、かつてはビジネス用途で広く利用されていました。また、端末から出る電磁波が微弱なので、電磁波に弱い医療機器が置かれている病院などでも重宝されていました。2020年7月31日を以って終了予定。
Wi-Fi 6【ワイファイ6】
「Wi-Fi 6」とは「IEEE 802.11ax」の一般向け名称のことで、無線LAN標準化団体Wi-Fi Allianceが認証する無線通信技術標準規格です。「Wi-Fi 5(802.11ac)」のほぼ4倍もの容量で、大容量、高速通信、優れた電力効率といった高い無線通信パフォーマンスを提供することが可能になります。