IT資産管理をする目的とは
いま、『IT資産』は仕事をする上でなくてはならない存在となっています。会社には一人一台パソコンが用意され、日々取引先とのメールチェックから仕事をスタートされる方も多いかもしれませんね。業務を円滑に遂行するためにもIT資産管理を常日頃からしっかりと行うことは非常に重要なことです。
そこで今回は、なぜIT資産管理が重要であるのか。
そもそもIT資産管理とはどのようなものなのかをご紹介いたします。
■IT資産とは
「IT資産という言葉をよく耳にするけれど、そもそもどんな資産を指すの?」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。IT資産とは、パーソナルコンピューターやプリンター、スキャナー、ネットワーク機器、オペレーティングシステム、ソフトウェアなどのITに関連する資産のことです。ITに関連する企業でなくとも、仕事をする上で資料を作成したり、情報を共有したりする際に活用するツールを指します。
それらは現在のオフィスにおいて、必要不可欠な存在です。
■IT資産管理とは
IT資産管理とは、台数の管理をするだけではありません。
・ハードディスクに十分な容量が残っているか
・ソフトウェアのライセンス更新が適切に行われているか
・オペレーティングシステム更新プログラムが適用されているか
・ウィルス感染を予防できているか、故障やトラブルなどの予防ができているか
などの状態を管理することを含みます。
IT資産を正常に使いやすく保つためのすべてのことを、IT資産管理と呼びます。
■IT資産管理を行う目的・必要性
では、どうしてIT資産管理を行うことが必要なのでしょうか。
- 余計なコスト削減につながります。
IT資産管理を万全に行うことによって、余計なソフトウェアや機器を購入してしまうことを防ぎます。社内にある資産を活用し、新たに買い足す必要がなくなるでしょう。
- 情報漏洩を防止します。
IT資産管理がずさんになってしまうと、セキュリティが甘くなり、脆弱性を狙ったウィルス攻撃などによって情報を漏えいしてしまうおそれがあります。問題が表面化すると企業の信頼問題に発展し、大損害を被る可能性があります。
- 業務の効率化につながります。
IT資産を適切に管理することは、業務の効率化にもつながります。
そして、セキュリティ対策の面からみても、IT資産管理は、業務上非常に重要な位置を示します。不要な心配や不安を持たないで、安心安全なIT環境を実現することにより本来の業務に注力することができます。仮にトラブルが発生した際、どこに原因があるのかも特定しやすくなります。
とはいえ、企業の中にあるIT資産すべてを一つ一つ台帳管理するのは大変なことです。
そのため、IT資産管理を外部委託するなどして情報システムを管理・運用することが現在の主流となっています。
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