業務・管理関連
フィルタリング【filtering】
データを許可したものとそうでないものに分類すること。指定した条件に基づいて情報を仕分け、制限します。不適切なサイトを遮断するコンテンツフィルタリングや不審なパケットヘッダを拒否するファイアウォール、メールでのスパムフィルタなどがあります。
SIP【session initiation protocol】
Session Initiation Protocolの略で、アプリケーション間の関連付けをするために欠かせない通話制御プロトコルの一つです。音声や映像などP2P(Peer to Peer)を利用し、リアルタイム性の高いアプリケーションなので企業の採用が進んでいます。
VoIP【voice over internet portocol】
Voice over Internet Portocolの略で、ボイップとよびます。IPネットワーク経由で音声データを送ることを指し、活用方法は様々です。構築のコストも安く、社内LANでの内線電話などに利用されるのが一般的です。
ピアツーピア【peer to peer】
ネットワーク上に接続されたコンピューター間で、やりとりに上下関係がなく対等関係である形態。サーバー機とクライアント機の区別がなくメリットとしてファイル共有やプリンタ共有を手軽にすることが可能です。専用サーバー機を必要としないため、安価にできます。
ベンダ【vendor】
製品の販売、製造会社を意味します。通常はメーカーと呼びますが、同様の意味として使われる場合もあります。特定の企業製品のみでシステム構築することを「シングルベンダ」、複数の企業製品を組み合わせてシステム構築することを「マルチベンダ」と呼びます。
ベンダロックイン【vendor lock-in】
特定ベンダーがユーザーを自社製品やサービスを囲い込むことです。独自仕様のシステムに大きく依存してしまうため、後続システムも同一ベンダー製を調達せざるを得なくなります。その他の選択肢が狭められ、市場競争がうまく働かないことが難点として挙げられますが、オープンソース等のプロダクトを利用することによって損害を緩和できます。
ベンチマークテスト【benchmark test】
ソフトウェアやハードウェアなどコンピューターの処理性能を評価するテストのことです。ベンチマークとは本来測量において利用する水準点や指標を意味します。テスト用のプログラムがあり、それを用いてメモリのアクセス速度やCPUの処理速度を評価します。結果はベンチマークスコアと呼ばれます。
ODM【original design manufacturing】
Original Design Manufacturingの略で、委託元企業のブランド製品を設計から製造まで行なうこと、またはその企業のことです。OEMとの違いは、製造だけではなく、企画や設計の段階から請け負うところです。台湾や中国のパソコンメーカーなどで一般的で、ODM側の企業には高い技術水準が必要とされます。
OEM【original equipment manufacturer】
Original Equipment Manufacturerの略で、委託元企業のブランド製品を製造すること、またはその企業のことです。製品の供給を受ける企業が自社のブランドで販売を行います。スーパーにある自社ブランド製品が一般的ですが、PCなど電化製品や衣料品など多岐にもわたっています。
EMS【electronics manufacturing service】
Electronics Manufacturing Serviceの略で、電子機器の生産を受託するサービス、またはその企業のことです。メリットとしてメーカー側は業務を委託することでコスト削減を、アウトソーシングされた側には経営の効率化を図ることができます。EMSは、主に【OEM】と【ODM】の2つに分類されます。