【9月第1週】物流問題を解決!世界のドローン物流プロジェクト
ネットショッピングの利用増加などにより世界的な物流需要が高まっています。とはいえ国内では物流業界での労働力不足が深刻化しています。特に深刻なのがラストワンマイル問題。その問題を解決するべく今ドローンによる物流に期待が寄せられています。
ドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト開始
冒頭で述べたラストワンマイル問題ですが、いわゆる1マイル(約1.6km)程度の距離で、かつある程度重量の軽いものであればドローンによって運送することは可能です。また、ドローンの社会実装を巡っては、政府が「レベル4」と呼ばれる都市部での目視外飛行を2022年度に解禁する方針を表明しています。そんななか、日本航空(JAL)やJR東日本、KDDI、Terra Drone(テラドローン)とウェザーニューズの5社は、2021年度に東京都心部でドローン物流の実証実験を共同実施すると発表しました。
この5社のプロジェクトでは以下3点の実証実験を計画しています。
・緊急時や災害時を想定して医薬卸企業の配送拠点から医療機関に医療用医薬品をドローンで輸送する
・駅近隣の飲食店から周辺のオフィスに料理をドローンで配送する
・駅周辺の施設をドローンで巡回警備する
2020年8月から2022年3月にかけてプロジェクトを実施し、このうち2021年度に東京都内の湾岸エリアや都心部の駅周辺で実証実験に取り組みます。東京都は2022年度のレベル4解禁を視野に、民間企業が物流分野などでドローン関連ビジネスの事業モデルを構築するための支援事業を2020〜2021年度に実施。5社のプロジェクトも都心部でのドローン物流の実用化を視野に入れ、実運用時のオペレーションをどのように高めていくかといった点を検証する予定です。
『KDDIやJALら、東京でドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト』
(出典:2020年09月01日 CNET Japan記事より)
Amazonのドローン配送プロジェクト
先ごろ、米連邦航空局(FAA)は、米Amazon.comの無人航空機(UAS、いわゆるドローン)輸送サービス「Prime Air」にAir Carrier Certification(航空運送業者としての認可)を与えたと、米CNBCなどがFAAとAmazonのコメントを添えて報じました。
今回認可を与えたのは小型のプロペラ飛行機による定期便およびチャーター運航を認可する航空規則(FAR)Part 135。オペレーターの視界から外れても、夜でも、ドローンを飛ばせるもので、これによりAmazonは、米国上空で商用配信トライアルを開始できます。
Prime Airの最新のドローン設計は、クアッドコプターとVTOLの複合的な機能が生かされています。アマゾンでは、それをハイブリッドデザインと提唱し、ヘリコプターのように垂直離着陸を行い、垂直モードから飛行モードへと2つの機能を持つことになります。機体に最新のAI技術を使用することと、6つのプロペラを実装することにより安定性が増し、強風でも安全に運行できるといいます。
今後、ドローンの飛行インフラが整備されてくれば、様々な物流問題が一気に解決の方向へと向かうことでしょう。
『Amazonのドローン配送「Prime Air」をFAAが認可』
(出典:2020年09月01日 ITmedia記事より)
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