【9月第1週】2020に向け東京都も本腰、次世代移動通信5G戦略
最近「5G」というキーワードを耳にする機会が増えてきました。現在スマートフォンなどで広く利用されている「4G(第4世代移動通信システム)」の次世代通信システムとなります。2020年春頃を目標に急ピッチな整備・開発が進んでいます。
「TOKYO Data Highway」基本戦略発表
「5G」とは「5G(Fifth Generation、第5世代移動通信システム)」のことで、特長(現在の4Gとの比較)は以下になります。
1.通信速度の格段の向上
2.同時接続数が増える
3.遅延が少ない
このような通信環境の向上により様々なことが可能になると言われています。通信速度が上がることで、より高精細な画像を転送できるようになり、VR、ARなどの自由視点映像でどの角度からでも見られるようになるなど、科学研究、医療、商品開発などの分野で活躍が期待されています。
そして、先ごろ東京都では「TOKYO Data Highway基本戦略(Version.1)UPDATE_TOKYO」を発表しました。今回発表された戦略は、都と通信キャリア等が連携する仕組みを構築し、基地局設置の支援や利用手続き簡素化、重点整備エリアの設定、都独自の5G施策の展開等を行うというものです。建築物・バス停・公園・道路・街灯等の都が保有する施設や設備等を順次開放することで、通信キャリアによる基地局設置をサポート。さらにワンストップ窓口を創設し、これまで4回の申請や工事が必要だった手順を1回に簡略化するという内容です。
「TOKYO Data Highway」基本戦略の策定について
(出典:東京都ホームページより)
同時に2020東京オリンピック大会においては、高速モバイルインターネット網(5G網)を整備し、「モバイルインターネットがつながらない場所がない、東京を作りあげる」という目標を掲げています。
『東京都、独自の5G施策を策定 新時代のインフラとして注力』
(出典:2019/09/02 トレンドマイクロより)
KDDIの法人向け5Gソリューション
すでに、「5G」は実証段階に入っており、各社ともにプレサービスを展開するなど、徐々に5G実装が現実味を帯びています。2日の発表会においてKDDI株式会社は、5Gと高精細動画像、AIを組み合わせた法人向け5G対応ソリューションとして、「AIカメラ」、「Intelligent Display」、「3Dホログラム」を、2020年3月より順次提供を開始すると発表しました。
今回発表した5G対応ソリューションは「映像×5G」をコンセプトとしており、5Gの特長である大容量・低遅延を生かし、高精細動画像の伝送とAIを組み合わせたサービスを提供するというもので、提供する3つのソリューションは次のとおりです。
「AIカメラ」は、5Gを利用することで、大容量・高精細な映像のアップロードが可能となり、画質向上によって認識精度が大幅に向上し、マーケティングや店舗設計への活用が可能となるソリューション。「Intelligent Display」は、高精細カメラやセンサーと連携し、来場者の属性に合わせたコンテンツ配信を実現するソリューション。「3Dホログラム」は、ヘッドマウントディスプレイなどを装着することなく、裸眼で3Dコンテンツを立体的に視聴することができるソリューションで、これらを使うことでリアルなOne to Oneマーケティングが可能になるといいます。
2020東京オリンピック大会も含め、「5G」のサービス展開により、我々の生活にどのような変化がもたらされるか楽しみですね。
『KDDI、法人向けの5G対応ソリューションを発表 5Gと映像・AIを組み合わせたサービスを2020年3月から順次提供』
(出典:2019年9月3 クラウドWatch記事より)
>> IT管理のアウトソーシングならシーティーエスにおまかせください
*********
弊社では、保守サービスやサポートに関する
facebookページを立ち上げています。
セキュリティの問題や脆弱性の情報を
毎日ピックアップして掲載しておりますので
よろしければお立ち寄りください。
ITサポート&サービス情報局【CTS】facebookページ
http://www.facebook.com/ITsupport.service
今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより