真夏の猛暑、車内でのスマホ利用で気をつけること
夏、車などで遠出するには最高の季節です。しかし昨今は猛暑・酷暑が続いており、熱中症には気を付けたいところ。しかし、人間だけでなく、スマートフォンにとっても高温はとても危険です。今回はスマートフォンの発熱問題について考えてみましょう。
真夏の車内でスマートフォンを放置すると
真夏の炎天下、特に気を付けたいのは、スマートフォンを車の中に放置することです。車の中は太陽光によってダッシュボードやシートが温められ高温になりがちで、思わぬトラブルにつながる可能性があります。ひどい場合は動作不良や変形・発火などの危険性が出てきます。
JAFでは真夏の炎天下で車内温度がどのように変化するのか、テストを行っています。8月の晴天で外気温35℃の状況下において、昼12時から16時の4時間、車内温度を測定しました。窓を閉め切った車両では、エンジンを停止させてわずか30分後の12時30分頃には車内温度は約45℃を記録。その後も上昇を続け、15時頃には55℃を超えてしまいました。
また、直射日光が当たるダッシュボード上に、スマートフォンやライターなどの日用品を置いて、時間の経過とともに状態がどのように変化するのかを調べたところ、スマートフォンでは、液晶画面に「高温注意」と警告が表示され、一部の機能を除いて使用不能になりました。特に近年ではスマートフォンをカーナビ代わりに使用する場合も多い可と思いますが、運転中にいきなり使用停止に陥る危険もあるので注意が必要です。
同じように、モバイルバッテリーなども高温にさらされると、内部の化学反応が暴走しやすくなり、発火や爆発のリスクが高まります。JAFのテスト結果からもわかるように、真夏の車内は非常に高温になるため、非常に危険です。
発熱時にやってはいけないことと対策
それでは、スマートフォンが発熱した際にやってはいけないことは以下のようなものが挙げられます。
【やってはいけないこと】
・冷却するために急激に冷やす
・高負荷の使用を続ける
・充電を続ける
冷蔵庫や冷凍庫に入れたり、氷や冷却ジェルを直接当てることはもってのほかです。急激な温度変化はスマートフォンの内部にダメージを与えるばかりでなく、ショートやその他の損傷を引き起こす可能性があります。また、ゲームや動画の視聴など、高負荷のアプリケーションを続けて使用することは避けるべきです。これにより、発熱がさらに悪化します。そして発熱中に充電を続けると、さらに発熱が進行することがあります。
もしスマートフォンが発熱してしまった際の正しい対策としては、スマホの電源を切り、涼しい場所に置いて様子を見るのがベストです。また、ケースなどに入れている場合は外すことで放熱しやすくなります。そして定期的に涼しい場所で自然の風を当てるなども発熱の予防策としてよいでしょう。ただ、エアコンの冷風は結露を生じさせる場合もあるのでNGです。このほか、スマホの背面に張り付け、スマホの熱を吸収・発散することで、本体の発熱を抑えるという製品(冷却シートや冷却ファン)もあるのでこういったアイテムも効果的です。
暑い日が続きますが、安全運転と適切なスマートフォン利用を心がけましょう。
『晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 夏編』
(出典:JAF クルマ何でも質問箱より)
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