【ITニュース】2015年度ネットバンキング被害総額と新手の詐欺手法
皆さまの元に下記の悪質メールは届いておりませんでしょうか。
最近では一日に300件を超えることもあるので、不審なメールや
リンクは開かないように今一度ご注意ください。
『「日本郵政」のフリした悪質メール 1日300件超 ウイルス感染のおそれ』
(2016年3月4日Hazard lab記事より)
http://goo.gl/qYz99M
メールは郵便物の不在通知を装っており、リンクを開くと
最終的に「ROVNIX」という不正プログラムがダウンロードされます。
このプログラムが仕込まれたPCでネットバンキングサイトに
アクセスすると、その認証情報が盗まれるというもの。
昨年末からメールは広がっておりましたが2月中旬頃から再び急増、
情報セキュリティ会社のトレンドマイクロ社によると、
合計で少なくとも3000件は確認されていると発表しています。
ウィルス感染やフィッシングサイトなどによるネットバンキングの被害。
先日発表された2015年度のネットバンキング不正送金被害額は、
過去最悪の結果となりました。
『2015年のネット不正送金被害は過去最悪に、対策未実施口座が7割も』
(2016年3月3日ITmedia記事より)
http://goo.gl/XQouwx
件数こそ400件近く減ったものの全体の被害額は上がっています。
個人口座での被害額は下がり、前年から2億1500万円減少の16億700万円。
一方で法人口座での被害額は3億7800万円増加の14億6600万円。
合計で約30億7300万円という額になり、これまでの
ネット不正送金発生状況の中で最も悪い数字となってしまいました。
特に信用金庫・信用組合の被害が急増し、特に2015年労働金庫や農協では
初めて被害が発生したということです。
セキュリティ対策を進める小規模金融機関に攻撃の対象が
広がったとみられています。
他にもスマートフォンにSMSを送信して偽サイトに誘導する
フィッシングが確認されました。
それらは『スミッシング』と呼ばれSMSを利用してマルウェア感染サイトに
誘導する手法を意味します。SMSとフィッシングを合わせた造語です。
セキュリティ対策は社内のシステム担当者や情報管理部門の
担当だけでなく、PCを扱う全ての個々人、一人一人がしっかりと
意識して取り組んでいきたいですね。
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ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより