【10月第3週】想定外の自然災害!被災時のIT機器復旧対応と今後の備え
9月の台風15号に続き、先日の台風19号により各地で大変な被害がもたらされました。被災各地の一日も早い復興を祈るばかりです。今一度身の回りの防災設備や意識を持つとともに、IT面からの災害対策を考えてみましょう。
被災時のIT機器復旧
今回の台風19号では豪雨による河川氾濫などの水害が発生しています。当然のことながらまずは自身の安全をはかり、最寄りの避難所などに身を寄せることが最優先です。とはいえ、プライベート、お仕事などで普段お使いのパソコンや携帯電話などのデジタル機器が水濡れ・水没などで使用不能・データ損失に陥るケースも考えられます。
まず、大事なデータを自身のパソコンの中のみ、もしくはたとえバックアップをとっていてもそれを同じ施設内に保管すること自体、災害時のリスクは高まります。そのためにも、自宅・企業・団体の事業所から離れた場所、別の地域や地方でバックアップデータを保管(クラウド利用など)することで、バックアップデータの被災を防ぐことが可能になります。また、万が一大事なデータが被災により読み出し不能に陥った際は以下のようなデータ復旧サービスを利用するとよいでしょう。
ロジテック データ復旧サービス
https://www.logitec.co.jp/data_recovery/cts/agree.html
また、今回の台風被害で携帯電話が使用不能になり、再契約が必要になる場合もあります。総務省では、「台風災害により本人確認が困難な場合の携帯電話契約の本人確認方法の特例」措置を講じています。被災者が本人確認書類を喪失し、携帯電話等の契約に際して本人であることを確認できる書類がない場合を想定した措置です。令和元年台風19号の被災者について、令和元年10月17日(木)から令和2年4月30日(木)までの間、本人確認の方法等に関する特例を設けるというものです。
『台風災害により本人確認が困難な場合の携帯電話契約の本人確認方法の特例』
(出典:総務省より)
今後の災害対策のために
普段お使いのスマートフォンやパソコンで利用できる防災アプリやサービスが様々ありますので、主なものをご紹介します。
■災害用無償Wi-Fi「00000JAPAN」
「00000JAPAN」とは、災害時に公開される無償Wi-Fiサービスです。各端末のネットワーク一覧(SSID)に表示されます。ただ、これは緊急時の利便性確保を優先しているで、通信が暗号化されていません。ネットバンキングやネットショッピングなど、どうしてもセキュリティを重視した通信が必要な場合は、VPNなどを利用するようにしましょう。
■Google「パーソンファインダー」
Googleでは安否情報サービスとして「パーソンファインダー」を提供しています。災害時に使用する相互伝言板のようなサービスです。電話番号以外にも名前だけで登録・検索が可能で、本人以外の情報を登録できるほか、現在地や写真といった情報を添付できます。
■ヤフー「Yahoo!防災速報」
ヤフーでは災害情報を通知するアプリとして「Yahoo!防災速報」を提供しています。緊急地震速報や豪雨予報など、さまざまな災害情報を通知してくれます。通知を受け取ることができる地域も現在地以外にも最大3件まで登録できるので、自宅・親族・仕事場といった地域登録も可能です。また、自治体が避難勧告などの避難情報を発令・解除した際もリアルタイムで通知してくれます。
家庭内・職場などでも災害時の連絡方法や避難経路、こうしたサービスの情報共有など、今一度話し合い見直してみるとよいかもしれませんね。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより