【ITニュース】海外SNS”友達リクエスト”によるトラブル被害が急増中
SNSを悪用したトラブルや被害が増えています。
厄介なのはSNSが友人や仲間と繋がるツールだからこそ、
その情報網を利用してスパム行為をおこなったり、
周囲を巻き込んでねずみ算的に被害が拡大したりする点です。
コミュニケーションアプリの「LINE」新規機能追加では、
電話番号で自分のアカウントを検索され、スパムアカウントに
追加される可能性があります。
事前設定で回避できますので念のためご確認下さいね。
『LINE、Android向けに電話番号で友だちを探せる機能 – 悪用防止の措置も用意』
(2015年11月6日マイナビニュース記事より)
http://bit.ly/1iGYHmH
【友だちへの追加を許可】ボタンをオフに設定しておけば
勝手に検索され追加されることはありません。
ちなみに一定期間に決められた回数以上の検索や、
検索失敗をしたユーザーは一時的にこの機能を使用停止する
仕様にもなっているとのことです。
そして今広がっているのが友達リクエストを装って
サービス連携をさせ、Googleアカウントに登録されている
連絡先から自分の名義で同様のメールをばらまかれる被害。
取引先や職場の方にも影響を及ぼす可能性がありますので
対策をしっかりチェックしておきたいですね。
『「友達」で情報漏れる? 海外SNSで知人名の申請に注意』
(2015年11月4日東京新聞記事より)
http://bit.ly/1Qijqed
IPAによると10月に入りこの被害件数は増加し、
前月の5倍近くになっているということです。
リクエストを送る海外SNSはあまり名前が知られていないもので、
目的も不明。(「Flipora」という名称の海外SNSです)
友達リクエストを拒否しても連絡先が漏えいした事例もあります。
IPAでは下記の注意喚起を発表。
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①招待メール本文中のリンク箇所を不用意にクリックしない
親しい人からの招待メールでもメール本文中のリンク箇所を
不用意にクリックはせず、招待者に対して招待メールを
送ったかどうか、メールの正当性を確認してください。
②不用意にサービス連携の許可をしない
サービス連携を許可する場合は、その許可内容をよく確認し、
十分理解できない、納得できない場合は許可しないことが賢明です。
■引用:IPA 2015年11月の呼びかけ
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/11outline.html
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自分が被害者になるだけでなく周囲の人に迷惑をかける
加害者にもなってしまうので、不用意なクリックや
サービス連携をしないようしっかり確認をしていきましょう。
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