【8月第4週】サイバー脅威への対抗策「CYBER POLICE」開設!
近年は、サイバー関連犯罪が目に見えて増加しており、最近では新型コロナウイルスなど時事ネタを盛り込んだ巧妙な手口が見受けられます。また、SNSでの誹謗・中傷、デマ情報など、インターネットを利用する側の情報リテラシーが重要な時代になりつつあります。
情報セキュリティ10大驚異(2020)は
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、「情報セキュリティ10大脅威 2020」について、一般利用者向けの簡易説明資料(個人編)を公開しました。
この「情報セキュリティ10大脅威 2020」は、2019年に発生した情報セキュリティの事故・事件のなかから、選考会メンバーが重大事件を専門家が選出するもので、2020年1月に発表されました。「個人」と「組織」という異なる視点からトップ10が選出されていますが、個人ランキングでは、なんと「スマホ決済の不正利用」が初登場1位という異例の結果となっています。
【情報セキュリティ10大脅威 2020(個人)】
1位 スマホ決済の不正利用
2位 フィッシングによる個人情報の詐取
3位 クレジットカード情報の不正利用
4位 インターネットバンキングの不正利用
5位 メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求
6位 不正アプリによるスマートフォン利用者への被害
7位 ネット上の誹謗・中傷・デマ
8位 インターネット上のサービスへの不正ログイン
9位 偽警告によるインターネット詐欺
10位 インターネット上のサービスからの個人情報の窃取
このように時代や世情の移り変わりとともに、インターネットの驚異内容も目まぐるしい変動があることがわかります。利用者側も常に最新のインターネット上での驚異動向に目を向ける必要があると言えます。
『「情報セキュリティ10大脅威 2020」を公開』
(出典:2020年8月25日 情報処理推進機構より)
「CYBER POLICE」開設
前述のとおり、日々移りゆくサイバー脅威に対抗すべく、昨年12月18日、今後必要とされる人的資源、知的資源の育成に向け、産・学・官の各立場から相互の協力を推進し、サイバーセキュリティ人材の育成及び社会発展に寄与していくこと」を目的に中央大学、LINE株式会社、株式会社メルカリ、警視庁サイバーセキュリティ対策本部で「サイバーセキュリティ人材育成に関する産学官連携について」協定を締結しました。
そしてこの協定のもとこの度、警視庁が主体となって、LINE公式アカウント「CYBER POLICE」を開設いたしました。LINEを通してその啓発活動を行うことで、メインターゲットである10代後半の方々が興味を持ち、学問として学ぶことへのきっかけ作りを行うこと、また、その他の世代のユーザーの方々にも、ネットに関する知識の向上を図り、サイバー犯罪に巻き込まれないための情報を提供し、被害防止の底上げを行うことを目的としています。
今回参加した産・学・官それぞれに抱えるサイバー脅威への対応策として、「CYBER POLICE」では以下の情報を提供します。
■一人ひとりの要望にあわせた記事配信
・サイバー犯罪情報
・サイバーセキュリティ教育に関する情報
・SNSの利用に関する情報
・フリマアプリの安全利用に関する情報
■チャットボットによるサイバー犯罪防止のための情報提供
警視庁からサイバー関連犯罪やトラブルに対する対処法、中央大学はサイバーセキュリティを大学で学ぶ場合の情報、メルカリはフリマアプリを安心安全に使うための情報、LINEからはSNS利用の心得としてネットリテラシーに関する情報を提供しています。チャットボットを通して、24時間いつでも情報を入手することが可能です。
今後もし、何らかのサイバー脅威に遭遇するようなことが起こった場合、またはその予防策として、この「CYBER POLICE」を頼るのも良いかもしれませんね。
『CYBER POLICE(警視庁サイバーセキュリティ対策本部提携LINE公式アカウント)』
(出典:2020年8月26日 警視庁より)
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