ITサポート用語集
MaaS【モビリティ・アズ・ア・サービス】
MaaSとはMobility as a Serviceの略で、様々な種類の輸送サービスが需要に応じて利用できる単一のサービスに統合されたものです。自動車だけでなく、鉄道、航空、物流など様々な産 業が垣根を越えて情報通信技術を活用することで、全ての交通手段による移動を1つのサービスとしてつなぐ移動のための概念となります。MaaSにより複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせた検索・予約・決済等を一括で行うことが可能となります。
VPN【Virtual Private Network】
VPNとは、インターネットにおける仮想の専用線のことです。遠隔地から社内のネットワークにアクセスするなどの際にこの暗号化されたVPNを使うことで特定の人だけが安全にアクセスでき、情報セキュリティを保つことが可能となります。
キャッシュレス【cashless】
クレジットカードや電子マネーなどを使い、現金を用いずに支払いや受け取りを行う決済方法のことをいいます。経済産業省では、2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として消費税率引上げ後の9カ月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元支援も行い、事業者・消費者双方におけるキャッシュレス化を推進をはかっています。
PHS【ピーエイチエス】
PHSとは「Personal Handy-phone System」の略で、小型電話機を携帯し、移動した先で長距離間の通信を行うシステムのことをいいます。近距離での高音質な通信に特化しており、しかも安価ということもあり、かつてはビジネス用途で広く利用されていました。また、端末から出る電磁波が微弱なので、電磁波に弱い医療機器が置かれている病院などでも重宝されていました。2020年7月31日を以って終了予定。
Wi-Fi 6【ワイファイ6】
「Wi-Fi 6」とは「IEEE 802.11ax」の一般向け名称のことで、無線LAN標準化団体Wi-Fi Allianceが認証する無線通信技術標準規格です。「Wi-Fi 5(802.11ac)」のほぼ4倍もの容量で、大容量、高速通信、優れた電力効率といった高い無線通信パフォーマンスを提供することが可能になります。
5G【Fifth Generation】
「5G」とは「5G(Fifth Generation、第5世代移動通信システム)」のことで、特長(4Gとの比較)としては「通信速度の格段の向上」「同時接続数が増える」「遅延が少ない」などがあげられます。通信速度が上がることで、より高精細な画像を転送でき、様々な分野での活用が期待されています。
BEC【Business E-mail Compromise】
BECとは、ビジネスメール詐欺のことです。巧みな内容(偽の請求書など)の偽電子メールを企業・団体に送りつけ、金銭をだまし取るなどの手口です。事前に取引先情報などを入手し、取引相手になりすますなどの用意周到な手口が増えています。
VR【Virtual Reality】
VRとは仮想現実と言われ、コンピュータや様々な技術を用いてユーザーに現実のような体験を提供する技術や概念のことをいいます。刺激する人間の五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)要素を増やすことで、より現実に近い体験が可能になります。エンターテインメント分野はもとより、産業分野ではバーチャルトレーニングとして各種シミュレーターにも応用されています。
AR【Augmented Reality】
ARとは拡張現実と言われ、実際の風景にコンピュータからの情報を重ね合わせて表示する技術のことです。位置情報やスマートグラス、スマートフォンなどと合わせたさまざまなサービスが展開されています。近年ではスマートフォン用ゲームアプリ「Pokemon GO」などが話題となりました。
GDPR【General Data Protection Regulation】
General Data Protection Regulation(EU一般データ保護規則)とは、2018年5月25日から適用開始されたEEA(欧州経済領域)の個人データ保護を目的とした管理規則で、個人データの移転と処理について法的要件が定められています。EEAの域内から第三国への個人データの移転は原則として禁止となり、違反行為に対しては高額の制裁金が課されます。