【ITニュース】無線LAN「ただ乗り」不正利用対策と暗号化方式
無線LANの「ただ乗り」で初の逮捕者が出ました。
皆様が家庭内あるいは会社内で利用している
無線LANは安全性の高い暗号に設定されていますか?
『無線LAN「ただ乗り」を初摘発
パスワード解析して不正接続 男逮捕』
(2015年6月15日産経新聞記事より)
http://bit.ly/1LmHcky
家庭内の無線LANを不正利用されると、
通信内容を盗み見されたり違法ダウンロードや
不正アクセスなど不正行為の身元詐称を
行なわれたりと、大変問題となってしまいます。
「ウォードライビング」という言葉をご存じでしょうか。
ノートパソコンや携帯ゲーム機を用いて自動車などで
移動しながら無線LANのアクセスポイントを探す行為を
意味します。
犯罪行為の隠ぺいを目的とし、このウォードライビングを通じて
不正利用が行なわれることがあります。
外部からアクセスされていると、速度低下が発生したり
また無線であるがゆえに被害に気が付きにくいのが
この無線LAN不正利用の特徴。
アクセスポイントに不正接続をされないために、
暗号化方式は安全性の高い「WPA2-PSK(AES)」を
設定するよう、IPAは推奨しています。
一般的な暗号化方式の設定手順はIPAサイトに
掲載されていますので、ぜひご確認くださいね。
【注意喚起】家庭内における無線LANのセキュリティ設定の確認を
https://www.ipa.go.jp/security/topics/alert270612.html
今回の事件では古いタイプの暗号化方式「WEP」を
使っていたルーターの無線LANから、詐欺メールや
ウィルス付きのメールを送信したり、ネットバンキングで
不正送金を繰り返していました。
ネット上には「WEP」を解析するフリーソフトが
いくつか配布されていますので、暗号はすぐに
解読されてしまう場合があります。
「ただ乗り」された側も犯罪者として疑われる可能性が
ありますので、他人事として捉えず、まずはご自身の
無線LANの設定を今一度見直してみてくださいね。
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