【ITニュース】仮想を創造すること、現実に情報を落とし込むこと
21世紀に生きる私たちは、ITという革命的存在とともに
日々の暮らしを当然のように利用し、生きています。
その中で、技術革新は当然の日々の暮らしを越えるスピードで
「新しさ」をこの世の中に刻んでいきます。
先週の20日木曜日から23日、日曜日まで開催された
「東京ゲームショウ2012(TGS2012)」。
ここでは、特別企画ブースとして公開された
ヘッドマウントディスプレイに多くの注目が集まりました。
ブースの名前は「HMZ没入快感研究所」。
ちょっと不思議な名前ですが、展示されているのは
ソニーが10月に発売するヘッドマウントディスプレイに
「代替現実システム」とトラッキングシステム、カメラをつけたもの。
「人はどこまで没入できるのか?」をテーマに公開実験を行いました。
『【TGS 2012】仮想と現実の区別がつかなくなる
ソニーのヘッドマウントディスプレイ「PROTOTYPE-SR」が限定公開』
(2012年9月23日インサイド記事より)
http://www.inside-games.jp/article/2012/09/23/59983.html
現実と同じ空間で撮影した映像を、
実際の映像と重ねて投影することによって、
そこに「ない」ものを「ある」ものとして錯覚し、
現実と仮想の区別をつかなくする実験です。
当商材は実際に販売される予定はありませんが、
仮想世界に没入する「ゲーム」に応用が効くとのこと。
ゲームというものは平面の画面でさえ没頭し、陶酔し、
その世界にのめり込みがちなものなのですが、
ヘッドディスプレイを利用して、あたかも画面に映る映像が
実際に存在しているかのように体感できるとなれば
ゲームにも臨場感が生まれ、
今以上の「ワクワク」や「ドキドキ」が得られることに間違いありません。
徹底的に仮想世界に入り込むこと、
仮想世界を現実世界にできるだけ近づけることの
研究はまだまだ進んでることがよくわかりますよね。
また一方で、徹底的に現実世界に情報を落とし込むことも進められています。
現在米国で普及しているサービスのひとつ、
顔パス認証で商品の購入が可能な「Card Case」。
クレジットカードが不要になり、
カードの証明が「自分自身の顔」となるものです。
これはスクエア社が提供する「Card Case」アプリを利用しています。
ツイッターの創業者が始めたベンチャーですが、
昨年10月からのサービス開始で、現在の決済総額は年間20億ドルを越えるそう。
GPSによる位置情報サービスとiPhoneのアプリで動作。
「Card Case」がインストールされたユーザーの端末は
アプリケーションを搭載されている店舗側に認識されます。
接近を検知すると、顧客側の端末画面で「Card Case」が
利用でき、支払い可能な消費者のリストが表示されます。
消費者が商品を購入する際、店員は名前を聞きます。
画面に表示されている名前と登録されている顔写真を見比べ
OKならば決済が完了するとのこと。
iPhoneにはその購入したレシートが送信されます。
つまり、カードや現金を手元に持たずともして、
商品を購入することが可能となるのです。
これらのサービスは、自分自身が証明となり、
物理的な価値が自分に付随されます。
逆に通貨を仮想したクレジットカードが、不要となります。
上記サービスが普及することによって、
自分という物理的存在の価値が高まることには違いありません。
あくまで現実世界を生きるのは自分自身です。
とはいえ、仮想世界に未来を浮かべることは
これからの技術でも必要不可欠となっています。
「現実」と「仮想」とは何か?
改めて深く考えさせられますよね。
未来は楽しみでもあり、少し怖いものでもあり、と
答えのでない複雑な思いが広がってしまいそうでもありますが、
皆様はいかがお思いでしょうか・・・。
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今週もお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより