【ITニュース】振り込め詐欺被害をITで未然に防ぐ
「まさか自分(家族)が詐欺被害にひっかかるとは思わなかった」
「親とはよく連絡をとっており大丈夫だと考えていた」
…そのような言葉を振り込め詐欺被害でよく聞かれます。
警視庁の発表によると、昨年都内では約80億円もの被害額が発生。
今年平成27年の上半期だけでも被害額は33億9984万円で、
前年度よりは8%(約3億434万円)減少したものの、
依然額が大きいことも事実です。
手口も様々広がっており巧妙化しています。
投資等の勧誘で「名義を貸して」といわれるものも詐欺のひとつ。
警察だけでなく周りの人が気付いてあげることも重要です。
たとえば銀行員やJR職員、また空港職員による未然防止の
事例もありますので、皆様もご家族と共有してくださいね。
(警視庁:振り込め詐欺 http://bit.ly/1UZ9S6N)
両親や家族と直接顔を合わせる機会の少ない場合は
電話の通話内容をクラウドで解析するといったサービスを
利用してみるのもひとつの対策かもしれません。
『ニフティ、振り込め詐欺を検知して家族に通知するシステムの実証実験』
(2015年9月17日マイナビニュース記事より)
http://bit.ly/1FR3yXW
ニフティが行うVPNサービス「スマートサーブ」では、
通話の音声を文字化して詐欺文章パターンと照合。
怪しい文章パターンだと認識された場合は詐欺の可能性を
事前に登録した本人や家族にメール及び電話で通知します。
2015年10月から2016年3月までの6か月の間実施。
通話データをクラウドに収集する際はこの「スマートサーブ」を
介して通信を行うので、第三者によるのぞき見や不正アクセスの
心配はないとされています。
ほかにも振り込め詐欺被害を端末で防ぐ電話機もあります。
『「迷惑電話フィルター」で不審な着信が事前にわかる電話機』
(2015年9月7日GIZMODE記事より)
http://bit.ly/1NHhoUX
シャープが発売する「UX-AF91CL」では、
電話を受け取る前に良い通話か悪い通話かを
事前に判断することができます。
警察や自治体などの拒否登録情報をもとにした
迷惑電話番号のデータベース「迷惑電話フィルタ」は
毎日更新されるので、はじめての迷惑電話も自動で判別し、
着信を拒否することができるようになります。
同じ振り込め詐欺被害に悩まされるお隣の国、韓国では
振り込め詐欺対策として、マスクなどをした人には
作動しないATMの導入を検討し始めているといいます。
周囲からの声かけとともにIT技術を取り入れたツールが
広く普及して安心な社会を作り上げていきたいですね。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより