【ITニュース】最近のセキュリティ関連ニュース。Dropbox情報流出事案
最近話題にのぼったセキュリティ関連のニュースを取り上げます。
情報流出の事故が発生し続ける中で、改めて自社内の
セキュリティ対策を見直す契機にしていきたいですね。
下記の件については該当する方がいらっしゃったかもしれません。
『Dropboxのアカウント情報流出、被害は6800万件超に』
(2016年9月1日ITmedia記事より)
2012年に起きたDropboxの情報流出事案。
盗まれたアカウント情報は計6868万741件もの数だったことがわかりました。
Dropboxは流出した情報でアカウントの不正アクセスが行われた
形跡はないとしていますが、影響を受ける可能性のあるユーザーには
パスワードの変更に関するメールを送信しています。
そのほかにも下記のセキュリティ対策を呼びかけています。
■パスワードを他のサービスと併用しない
■強度の高い推測しにくいパスワードを設定する
■Dropbox アカウントにアクセスする際にはセキュリティ保護された
デバイスのみを使用して、ご自分のものでないデバイスでアクセスした
場合には必ずログアウトする
■Dropbox アカウントで 2 段階認証を有効にする
(参照:https://www.dropbox.com/help/9257?oref=e)
続いてアンケートに見せかけた詐欺が広がっています。
クレジットカードを入力させて情報を盗むといった手口です。
『「Chromeユーザーの皆様、」のポップアップ表示は“アンケート詐欺”
繰り返される手口にトレンドマイクロが注意呼び掛け』
(2016年8月29日INTERNET Watch記事より)
「Chrome:ユーザー調査」と称するポップアップが画面上に表示。
ブラウザの利用頻度など4問のアンケートに回答すると
「MEGAFLIX」なる動画配信サービスを無料で利用できるとして
居住国確認のためクレジットカード情報の入力を促されるとのこと。
ちなみに対象はChromeユーザーだけではありません。
使用しているブラウザに応じて、またはPCやAndroid/iOSなど
端末に応じて文言やロゴが変化して表示されますので、
皆さま注意が必要です。
セキュリティ対策は会社全体で実施するものでもありますが
何より個人の「情報」に対する意識が鍵を握ります。
うっかり紛失する、盗まれる、ミスをするなどの事故は、
Pマーク事業者でも発生しています。
『2015年度はPマーク事業者796社で1947件の個人情報関連事故』
(2016年8月22日Security NEXT記事より)
プライバシーマーク(Pマーク)付与事業者の個人情報関連事故では
「紛失」が主な原因として435件にものぼりました。
次いで「メール誤送付」「宛名違いによる誤送付」と続きます。
個人レベルでのミスがのちに大きな事故にもつながりますので
Pマークを取得しているから安心だと過信するのではなく、
定期的な情報の取扱に対する教育を実施し情報管理に対する意識を
高く維持できるような取り組みが大切です。
また事故を発生した後、どのような対応を行うか事後対策についても
社内全体で共有しておくことが重要ですね。
>> シーティーエスは社内PCやネットワークのセキュリティ対策もしっかりサポートいたします
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ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより