【ITニュース】遠隔操作ウィルスの危険性を理解する
遠隔操作ウィルスの話題が近頃ニュースを賑わせています。
詳細を詳しく知れば知るほど、
身をもって、恐怖を感じてしまいます。
この事件の問題は、ウィルスの悪質性と技巧性もそうですが
遠隔操作であることを見抜けずに警察は
書き込んだIPアドレスの記録をたどって容疑者を逮捕したことです。
(現在は釈放されています)
「感染の無料ソフトに20人以上がアクセス 簡単に作成可能」
(2012年10月12日産経ニュース記事より)
遠隔操作ウィルスはここ数年、増えつつあるとのこと。
他人のPCを別の場所から操作して、書き込みをしたり
画面のスクリーンショットを自由に撮ったりすることができます。
そして、一番恐ろしいのは、そのウィルスのプログラムを
自身で削除することができるのです。
つまり遠隔で操作した書き込み投稿も、
そのウィルス自体を遠隔で削除してしまえば
投稿自体のIPアドレスは感染したPCのものとなり
ウィルスを特定することが全く不可能となってしまいます。
そこで、今回犯行予告を書き込んだとされる、
大阪と三重の男性が警察に逮捕されたのです。
原因は、「BKDR_SYSIE.A」という新種のウィルス。
「2ちゃんねる」という掲示板サイトにリンクが張られていたそうです。
現在アプリケーションは既に削除されていますが、
このウィルスが含まれていた無料ソフトには20人以上が
アクセスしたことがわかっています。
同種類のウィルスは100種類以上も存在し、
実行犯の特定も困難な状況です。
Windows7など新しいOSであれば感染しないとのことですが、
このようなウィルスが出回っていると思うと、
いつ自分が犯人になっているか、わかりません。
警視庁サイバー犯罪課の捜査も「慎重に行うことが求められる」としていますが
やはり自分が加害者になりうることも想定しつつ、
インターネットとつきあっていかなければなりませんよね。
無料だから、といってむやみやたらに、
色々なソフトをインストールすることも避けるべきです。
インターネットの自由は、自らの安全を守ってから、得られる権利だと思います。
それには危険性や脅威も認識する必要があります。
セキュリティやウィルスの情報は、常に関心を持ち続けていたいものです。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより