【保守サポート】RAIDとJBODについて
本日もIT保守サポート用語集の中から
いくつか抜粋してご紹介したいと思います。
既にご存じのかたも、まったくサポートのことを知らない方も
わかりやすくご紹介していますので、ぜひ目を通していただけると幸いです。
データ保護、運用に欠かせない存在のRAID。
これは、複数のハードディスクを仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術です。
冗長性を持たせる仕組みで、データを複数の
ハードディスク(磁気ディスク装置)に分散することによって、
性能と耐障害性を同時に確保するための技術です。
主なものとしてRAID0からRAID6などに分類されています。
導入する目的は、上記に述べた耐障害性(冗長性)もありますが
その他には容量の拡大、処理速度の向上などがあげられます。
かつてRAIDは0~5までで利用されていましたが
2006年頃からはRAID5を拡張したRAID6も存在するようになり
信頼性も大きく向上するようになりました。
このRAIDと似た意味で用いられるのがJBODです。
JBODとは、「Just a Bunch Of Disks」(単なるディスクの束)の略。
複数のHDDをひとつにまとめて大容量の単一ディスクに見せかける技術です。
RAIDと異なる点は、冗長性を持たないため、
障害が発生した場合データを消失する可能性があります。
そのかわり、大容量を確保する分にはこちらが向いています。
そして、データを保存する、というのは何もハードディスクだけではありません。
SSDと呼ばれる、フラッシュメモリを使用したドライブ装置もありますね。
こちらはハードディスク内にある
ディスクの回転やヘッドの移動といった
物理的な動作をする部分がありません。
そのためシークタイムがなく、高速に読み書きができます。
そして衝撃や振動に強く、また消費電力も少なく軽量です。
ただし記憶容量あたりのコストはHDDよりも高くなります。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより