【ITニュース】オープンからクローズドなプラットフォームへ
ソーシャルサービス「LINE」は、日々ユーザー数を増やし
近頃ではそのサービスと連携させたゲームアプリ
「LINE Birzzle」がサービス公開から1日で200万DLを達成したと発表しました。
LINE連携のゲームアプリ「LINE Birzzle」が公開1日で200万DL
(CNET Japan7月6日記事より)
http://japan.cnet.com/news/service/35018961/
ゲームアプリ「Birzzle」の最新作を
LINE向けに移植したアクションパズルゲーム。
公開直後から、日本だけでなく
台湾や香港、マレーシア、タイ、ベトナムなど
アジア圏でも広がりAppStoreで無料総合ランキング1位を獲得。
そもそも、「LINE」とはどのようなサービスなのでしょうか。
大きく言えば、「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」の一つ。
スマートフォン向けに作られたアプリで、
電話番号の情報から友達帳ができ、
無料通話、チャットなどが可能となります。
なので、Twitterなどとは違う、
自分のリアルな友人関係の情報をそのままアプリに起こし、
電話やトークなどのやりとりができるのです。
人気なところは、FacebookやTwitterなどにある
オープンなプラットフォームではなく、
知り合いに限定されている、クローズドなプラットフォームであるということ。
本当に親しい人だけとやりとりができ、
知らない人がふらっと訪れてくることはありません。
また、若い人たちに人気な部分は「スタンプ」が利用できること。
チャットの中で、絵文字ではなく大きなイラストを、
スタンプとして貼り付けることができ、これを用いて
会話を楽しむことができます。
言葉だけではないノンバーバルな会話。
それが今までにはなかった新しい要素なのです。
現在ではユーザー数も伸び、世界では4500万人、
日本国内だけでもおよそ2000万人が登録しているとのこと。
単純計算でも、日本人の6,5人に1人の割合で
LINEを利用していることになります。
実際、スマートフォンを使っている方は
このアプリをご存じな方がほとんどかと思います。
iPhone/AndroidだけでなくWindowePhone、
さらにはフィーチャーフォンにも広がりをみせ、
今月3日には、プラットフォームとして「LINE Channel」を公開しました。
ちなみに近頃では「ソーシャル疲れ」という言葉が
広く認識されるようになってきたのではないでしょうか。
いろんな情報を、公開することが
自然とどこかしら負担になったり、
「公開することによって、相手にどう思われるか」など
先のことを予測して、投稿することを悩んだり考えたり
精神的なところで疲れが生じてくることがあります。
それらを一般的に「ソーシャル疲れ」と呼びますが、
その反動として、クローズドなコミュニティを開ける、
つまり実際の友人関係のみで、特に気兼ねなく更新できる
プラットフォームが人気となってきつつあるのです。
たとえば、LINEだけでなく
Green rompが運営する「arrows」というサービスがありますが
こちらはTwitter同様つぶやくことがメインです。
ただし、そのつぶやきは必ず誰かに届きます。
そこで、届いた相手が返信する。
ただそれだけの、相互ミニブログサービスです。
面白いのは「誰でも使えるWebサービスではない」ということ。
知り合いに遭遇することを防ぐため、
「逆友達招待」機能を追加。指定したメールアドレスの
持ち主は、会員登録が不可能となります。
また、登録者数の制限も決め、
登録をお断りすることがあるそう。
公開した情報は、常に誰かに見られている感覚がある。
そんなことも日常的になってきた今だからこそ、
逆にクローズドなものが広まってきたのかもしれません。
好きか嫌いかは個人の好みにもよりますが、
たとえSNSであろうと、アプリであろうと、
最終的なところはリアルな人間関係に
落ち着くのかもしれませんね。
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