【ITニュース】オフィスにあるIT機器のセキュリティ設定を見直そう
今、私たちの日常生活において急速にIOTが浸透しています。
IOTとはInternet of Thingsの頭文字をとったもので、
日常生活のあらゆるものがインターネット化するという
「モノのインターネット」を意味しますが、今後のIOTはインターネットに
接続する必要のなかった家電などへの活用が期待されています。
IOTの普及によって利便性が高まると同時に気を付けなければならないのが
セキュリティ。これまではIOTに関するセキュリティの統一したルールが
決められていませんでした。今後総務省と経済産業省はこれらの
セキュリティとサイバー対策の指針を今春にも策定するとしています。
ちなみに日常生活でのIT機器のセキュリティで大きな衝撃を与えたのが
こちらのニュースではないでしょうか？
『防犯カメラ映像、閲覧できる状態に パスワード変更を呼びかけ』
（2016年1月22日FNNニュース記事より）
http://goo.gl/JDRNrl
防犯カメラ映像が海外のウェブサイトで閲覧できる状態と
なっていることが判明し、日本国内だけでも6,000箇所以上の
映像が公開されているといいます。
他にもアメリカやロシア・イタリア・フランスだけでなく
中東国など世界120か国以上のカメラ映像が閲覧できる状態に。
一歩間違えれば大きな事件に繋がりかねません。
またこの映像はハッキングされたのではなく、購入時の状態で
利用している、初期パスワードのまま利用しているカメラに
侵入していますので、今カメラを利用中の方は
必ずパスワードの設定を一度見直してくださいね。
IPAでもセキュリティ機器のネットワーク環境について
改めて確認するよう勧めています。
『【注意喚起】インターネットに接続する複合機等のオフィス機器の再点検を！』
（2016年1月6日IPA情報セキュリティ記事より）
https://goo.gl/vQzlZc
対策としては下記の項目が挙げられます。
■管理を明確化する（ルールの締結や社内周知を徹底する等）
■ネットワークによる保護を行う（ファイアウォールやルータを経由する等）
■オフィス機器の適切な設定を行う（ソフトウェアを最新の状態にする等）
管理者が曖昧だったり、通信を繋げたままにしたり工場出荷時の
アカウントとパスワードを使っていたりするのは非常に危険です。
無防備な状態でインターネットに繋げるということは
世界中でアクセスが可能であるということ。
適切な設定をしてIT機器を、安全に使いましょう。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより
