【ITニュース】NFCの利便性が広げていく未来
いま日本で普及率が高まりつつあるスマートフォン。
日々増加傾向にあり、町や電車の中で見かけることも日常となりました。
周囲の方も機種変更をしたり、
新たなデバイスを追加して購入したりと、
スマートフォンは私たちの生活に密着しつつありますよね。
そんな中、依然の携帯電話に搭載されていた
「おさいふケータイ」という機能。
iPhoneには搭載されなかったものの、
Android端末には、搭載されているものが多くあります。
いま、「おさいふケータイ」内の仕組みで
利用されている「NFC」に注目が集まっています。
「銀座でNFCスマホ活用の実証実験、KDDIやぐるなびなど」
（2月7日ケータイWatch記事より）
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20130207_586915.html
NFCとは、Near Field Communicationの頭文字をとったもの。
近距離無線通信技術を意味し、その通信規格を
搭載している機器同士を接近させる（かざす）だけで、
双方向の通信が可能になるものです。
日常的にも、おさいふケータイ以外によく見られますよね。
バスや電車に乗る際、何気なく利用するPasmoやSuica。
こちらはFelicaというNFC規格を搭載しています。
電子マネーの支払いに最適ですが、
最近はクーポンの発行なども、NFCを利用する場面が増えています。
上記の実証実験も、NFCを利用した
新しいライフスタイルの提案の一つですよね。
事前にブックマークしていたお店に近づいたとき、
自動的に通知してくれる「店舗通知機能」や、
店頭に設置しておいたNFCタグにかざすだけで
クーポンが利用できるという2点の実験を行うとのこと。
歩いているだけで、周辺スポットの情報が
得られるとのことで、両者がうまく取り入れられるならば
利便性はまた高まることとなります。
「行きたいお店はあるけれど、営業時間が間に合わない・・・」
「周辺にどんなお店があるのかそもそもわからない・・・」
という場合、何かしらの参考になるのではないかな、と思います。
何よりも鞄からクーポンや雑誌を出す、という手間はいらず
普段持ち歩いているスマートフォンで完結するので、
荷物も増えなくて済みます。
逆に店舗側にとってはクーポンを置くことで、
利用者数や利用時間帯の情報を得られます。
今回の実験は店舗の話ではありますが、
それ以外にもNFCの利用する幅は広くあります。
例えば、かざして「接続する」、「情報を交換する」、
なども少しずつ活用が増えつつありますよ。
「消費者向け製品に広がるNFC–もはやモバイル決済だけではない」
（1月28日CNET記事より）
http://japan.cnet.com/news/commentary/35027322/
NFC対応のスピーカー、デジタルカメラ、
リストバンドなどなど・・・。
Wi-FiやBluetoothにすぐ取って代わることはないとは思われますが、
引き続きNFCの技術は見直され「おさいふケータイ」のような
支払ツール以上の価値を、NFCは今後広げていくのかもしれませんね。
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