【ITニュース】マイナンバー制度を悪用した詐欺にご注意ください!
今月からマイナンバーの通知が始まります。
政府はマイナンバー情報を記載した「通知カード」の届く時期が
10月20日頃~11月中になるとの見通しを明らかにしました。
マイナンバーが行政の手続きで必要になるのは来年2016年の1月からで
社会保障や、税、災害対策などの行政手続きで主に利用される予定です。
そもそもなぜマイナンバーを導入するに至ったのか。
マイナンバーには3つのメリットがあるとしています。
◆1◆行政の効率化
“行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、
転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。
複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されます。”
◆2◆国民の利便性の向上
“添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が
軽減されます。 また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり
行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ることができます。”
◆3◆公平・公正な社会の実現
“所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、
負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、
本当に困っている方にきめ細かな支援を行うことができます。”
(政府広報オンライン 特集「社会保障・税番号制度<マイナンバー>より」)
http://bit.ly/1OoCrMn
例えば年金や雇用保険の手続きにおいてもマイナンバーがあれば
行政が情報を簡単に照会することが可能になりますし、所得の管理が
簡単になり、税金を免れたり不正受給を防止することができます。
マイナンバーは一人にひとつ。
住民票を持つ人全員が持つ、12桁の個人番号です。
多くの情報をまとめられると同時に流出・漏洩してしまった場合は
とても大きなリスクとなるのが、デメリットとして挙げられます。
今このマイナンバーを扱った詐欺が早くも登場しています。
『「セキュリティーに70万円」 都内でマイナンバー制度かたる
不審電話11件 警視庁が注意呼びかけ』
(2015年10月8日産経ニュース記事より)
http://bit.ly/1P2b3nk
マイナンバーの調査を騙って家族構成を聞き出したり、
セキュリティに70万円かかると虚偽の内容を伝えて脅したり
マイナンバーが預金と紐づけられる事が検討されていることから
隠し財産として「金」を持ちませんかと勧誘したり、
既に11件もの不審電話が東京都内で相次いでいます。
マイナンバーが電話やメールで聞かれることはありませんので
他人に漏らしたり粗雑に管理したりしないよう十分に気を付けて
取り扱い、安全に運用していきたいですね!
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