【ITニュース】顔認証システム技術の活用と展望
私たちの日常の中に導入され始めている「顔認証システム」。
今年の4月に発表されたのはNECの顔認証安全管理ソフト「ネオフェイスモニター」です。
顔写真を事前にデーターベースに登録しておき、
カメラに顔を近づけると1秒以内にログイン可能。
その画面から離れればすぐにロックがかかります。
このNECの技術「NeoFace」を英国レスターシャ―州
警察が英国で初めて試験導入することになりました。
デジタルの顔画像を警察のデーターベースと照合し
即座に顔を見比べることができるのです。
検索精度は92%で他社の顔認証技術よりも精度が高いと
米国の国立標準技術研究所は評価しています。
そして、先日発表されたのは空港での出入国審査に
顔認証システムを活用するというものです。
2020年の東京五輪に向けて出入国審査の迅速化を目指します。
『顔認証で出入国審査をスムーズに 羽田・成田で実証実験』
(2014年8月3日THE HUFFINGTON POST記事より)
http://huff.to/1nygyaD
2012年にも1度この実証実験は行なわれましたが、
当時は17パーセントの誤認識が発生し、
いったん導入は見送られていました。
今回は2度目の実証実験。
旅券を機械にかざしてから顔写真を撮影します。
照合作業は数十秒で終えるので人件費のコストも下げられますね。
既にドイツやイギリス・オーストラリアでは
出入国審査に使われていますので、日本でも今回の
実験の成果次第では順次導入されていくかもしれません。
人間以外でも顔認証システムは活用されています。
ネコの顔を認識して、自動で餌を供給するシステム。
健康状態もクラウドで管理することが可能です。
『ネコ顔認識カメラつき自動給餌器 Bistro 発表。
飼い猫の健康状態をクラウド管理&アプリで確認』
(2014年7月16日engadget記事より)
http://bit.ly/1oKbBwp
複数の猫がいても、だれがどの程度餌を食べたかが
分かり記録できるので、健康管理にも安心です。
またカメラ機能も備わっているおり、
食事の様子をリアルタイムで確認もできます。
人間に関する顔認証システムは、プライバシーの問題など
憂慮点も多いかと思いますが、今後東京五輪や大きなイベントを境に
少しずつ顔認証技術は広まっていくのではないでしょうか。
*****
弊社では、お客様のPCやサーバーの管理などを
専属のサポート部門として代行するサービスを行っております。
「ITサポート&サービス」
http://www.e-cts.jp/it-support/
ネットワーク環境などでお困りの方は、ぜひご覧ください。
また弊社では、保守サービスやサポートに関する
facebookページを立ち上げています。
セキュリティの問題や脆弱性の情報を
毎日ピックアップして掲載しておりますので
よろしければお立ち寄りください。
ITサポート&サービス情報局【CTS】facebookページ
http://www.facebook.com/ITsupport.service
今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより