【ITニュース】震災時においての情報収集
皆様は震災発生時、どのように情報収集をしましたか?
電車も直接駅に行かなければ、
運行情報は知ることができませんでした。
大学や自治体、区役所や
ホテルロビーなど開放場所も、
直接その前を通らなければ、
掲示してある情報に気付けなかったと思います。
そこで一番役立ったのは、
インターネットだったのではないでしょうか。
私は外出先だったため、
主な情報収集にツイッターを利用しました。
利点として、
・即座に避難所等の情報が入ること
・友人や知り合いの安否確認になったこと
・マスメディアを見ている方のツイートで被害状況が把握できたこと
欠点は、今でも多く流れていますが
・デマや噂のツイートが多く流れたこと
・ネガティブな発言で不安をあおられること
情報の真偽は、確かめようがありません。
しかし、自分で正しい情報を発信することは可能です。
メールや電話の回線が混雑した分、
その他iPhoneやAndroidのアプリでも、
電話ができるツールが回線を増幅しています。
有名なもののひとつ、Skype。
http://www.skype.com/intl/ja/home/
現在では、震災のため連絡が取りづらくなった方にむけて
無線LANのWiFiサービス「Skype Access」を
日本国内において、無料にしたと発表しました。
「Viber」というアプリも活躍したとききます。
昨年の12月にリリースされたこのアプリ。
http://itunes.apple.com/app/viber-free-phone-cal
Viberは通話がメインとなっており、
数十のサーバーが世界中に設置されているため
負荷は分散され、繋ぎやすくなっていました。
その他各モバイルキャリアの災害伝言板も
即座に開放され、連絡手段のひとつとなりました。
また、Googleも有用な情報を配信しています。
Googleの「Person finder」です。
「人を探している」「消息情報を提供する」
といった安否情報を配信しています。
現在、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語
の5ヶ国語で掲載。
食事、避難場所等の炊き出しマップや、
首都圏に住む人にむけて
計画停電の情報だったり、電車の運行情報も
このGoogle災害まとめページには記載されています。
また、道路の通行実績は
本田技研工業株式会社とGooglemapが共同で
通行可能な道は青色、その他は灰色と色分けされている
わかりやすい地図を作成しました。
即座の対応、それをカタチにできるのは
ネットをつかさどる技術者たちならではの強みだと思います。
今回の出来事が、一過性のものではなく
今後他国において何か非常災害時においても
役立つ教科書のような事例であればと、
そう願わずにはいられませんね。
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身近にできることのひとつ、節電。
計画停電は4月末程度まで、続けられるそうです。
引き続き準備と対策を練って、節電に心がけましょう。
そして、経済活動を止めず、
仕事のある私たちは、一生懸命働く責任があります。
一日でも早く復興の日が訪れることを信じて。
今週もお読みいただきありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより