【保守サポート】CDNでオリンピック中継をストリーミング放送
本日もIT保守サポート用語集の中から
いくつか抜粋して、詳しくご紹介したいと思います。
http://www.e-cts.jp/?p=489
既にご存じの方も、まったくサポートのことを知らない方も
わかりやすくご紹介していますので、ぜひ目を通していただけると幸いです。
今回ご紹介するのはCDNについて。
近頃では一般的となったCDNは、
コンテンツデリバリーネットワークの頭文字をとったもの。
Webコンテンツをネットワーク経由で
効率よく配信するために最適化されたネットワークを意味します。
大容量のアプリケーションや動画、
ゲームなど複数のサーバーを連携して、
1か所のサーバーで処理せず安定かつ低コストで利用できることが利点です。
そのCDNですが、今年のロンドン五輪にて
NHKがウェブサイト経由でストリーミングする際に
利用される計画が立っています。
「NHKがロンドンオリンピックのネット生配信を総務省に申請していることが判明」
(2012年5月8日マイナビニュースより)
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/getnews/2012/05/nhk-7.html
テレビで放送されない部分を、インターネットにて中継。 オリンピック期間中の、のべ1000時間程度を想定しているそうです。 計画の認可申請書から、配信部分の詳細については以下のように記載されています。
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(2) 提供形態
オリンピック放送機構が制作しロンドンの国際放送センターから協会に伝送される生中継の国際映像を、伝送を受けると同時に、協会のホームページ上でストリーミング方式で提供する。提供に当たってはコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を利用し、500~900kbps 程度の画質により提供する。あわせて、一部の競技種目については、視聴者の協力を得て、1~1.5Mbps 程度の画質による Peer to Peer(P2P)方式の配信実験としての
提供も行う。
(5) その他
CDN及びP2P方式の配信において、それぞれ、あるいは比較により、画質、遅延、安定性、配信効率・コスト、送信側の負担等についての検証・評価を行う。実験による検証・評価の結果については、刊行物等を通じて公表する。』
——-
P2P方式とは、以前紹介したこともあるかと思います。
ネットワーク上に接続されたコンピューター間で、
やりとりに上下関係がなく対等関係である形態。
サーバー機とクライアント機の区別がなくメリットとして
ファイル共有やプリンタ共有を手軽にすることが可能です。
つまり簡単にいうと、接続回線を利用して、
互いに直接情報やコンテンツのやりとりを可能にすることです。
これらの技術を駆使して、地上波では放送しない
五輪の映像も好きな時に閲覧することができるかもしれませんね。
海外の映像データという、大きなコンテンツでも
パソコンの前に座れば、ほぼテレビと同様。
UstreamやYouTubeLiveなどでも、
映像を配信できる技術はどんどん増えています。
来年にはまた新しい技術が、
私たちの生活をより豊かにしているかもしれませんね。
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今週もお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより