【ITニュース】電子書籍リーダー「kobo」、サービス開始
タブレット型の端末は、iPadが登場した2010年から
急速に一般的なものとなり、電車内や会議などで多くの人の
使用している姿を見かけるようになりました。
そして、それらとは別に「電子書籍リーダー」も登場し、
タブレット型端末は広く幅を増やしています。
その電子書籍リーダーに、新しく楽天が投入したのは
「kobo」という端末。19日にサービスを開始しました。
『ついに来るぞ、楽天の「kobo Touch」――三木谷氏自ら緊急店頭プロモーション』
(ITmedia 7月18日記事より)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1207/18/news122.html
楽天が昨年買収したカナダの電子書籍事業者kobo。
この電子書籍リーダーの販売と、
「kobo イーブックストア」のストアサービスをオープンしました。
価格は7980円と比較的安価に設定されているこの端末。
Amazonが販売するKindleと同様に、
イーインクのモノクロ電子ペーパーとなっています。
「kobo」という企業に聞き覚えのない方も多いかと思います。
2009年に創業した比較的若いカナダの企業。
親会社はカナダの大手書籍チェーンだそう。
現在は世界190か国の900万人が利用する
電子書籍サービスを運営しています。
他の電子書籍サービスにないのは、
「ReadingLife!」というソーシャル機能がある点。
ユーザーの読書体験を、Facebookなどと連携して
よりソーシャルなものへ、さらには
行動に応じてスタンプなども手に入れることができます。
「ReadingStats」という機能もあり、
現在読書中の本が何パーセントまで読了したか、
何時間読んでいるかなど、統計的に
表示してくれる点も他の電子書籍にはないものです。
kobo自体はiOSやAndroid、WindowsOSなどにアプリを持っており、
日本ではまずは電子書籍サービスからスタートするとのこと。
現在これらと類似する端末は、
上記で述べたAmazonの「Kindle」、
または、ソニーの「リーダー」があげられます。
それぞれディスプレイはイーインクの電子ペーパーですが
機能や値段、通信方式が異なります。
たとえばKindleやリーダーは、3G回線に対応した
モデルがありますが、koboは無線のみ対応。
重さはリーダーが世界最軽量となっており、
新書の重さとほぼ同じくらいだそうです。
また、koboとリーダーは外部メモリーに対応。
それぞれにできることとできないこと、
限られているようです。
どの電子書籍端末を購入するかは、
個人の好み、ライフスタイルに
あわせて考えてみると良いかもしれませんね。
楽天代表取締役の三木谷浩史氏はこう語ります。
「Koboを通じて読書革命を」。
自身が本によって大きく影響を受けたという経験をふまえ、
多くの人にもkoboによって読書の新しい楽しさを
知ってもらいたいといいます。
今後の電子ペーパーは、単なるタブレット端末ではなく
別分野として一般的になる日がくるのでしょうか。
今後の動向が気になるところです。
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