【ITニュース】注目を集める「無線・ワイヤレス給電」技術
「無線給電」技術が今、注目を集めています。
無線給電はワイヤレス給電・非接触電力伝達ともよばれており、
電源ケーブルを使わずに機器に電力を供給するもの。
今後増えるウェアラブル端末やスマートフォンなどの
端末の給電において普及が進むとされています。
そのなかでも二種類、「放射型」と「非放射型」に分類され
電波を飛ばして離れた場所で充電する「放射型」と、
機械的な接触を通さず電磁誘導方式で充電する「非放射型」に分かれます。
非放射型に関しては、端末をおくだけで充電できる仕組みが
スマートフォンやウェアラブル端末でいくつか目にしますよね。
その技術は「Qi(チー)」と呼ばれる国際標準規格として策定され
充電ステーションのような形で拡がっています。
放射型に関しては2.4GHz帯の無線を利用して送電をしたり
また一際変わったものとしてWi-Fiを充電エネルギーに
変換したりするという技術も現在研究・開発を進めているようです。
『ワイヤレス充電に革命!?Wi-Fiシグナルを電気エネルギーに変換する革新技術がスゴイ』
(2016年1月27日マイナビニュース記事より)
http://goo.gl/KadzEZ
ワシントン大学での研究チームが進めているのは
Wi-Fiのアクセスポイントと独自設計のセンサーによって
無線周波のエネルギーを直流電源へと変換します。
現在利用しているWi-Fiルーターをそのまま活用することで
新たなエネルギー変換装置としての機能が増える。
いまはこの独自設計のソフトウェアの技術のブラッシュアップが
進んでいるとしています。
会社や自宅にあるWi-Fiルーターがそのまま、
充電ステーションになるのであればどこに端末を置いても
電源は常に満たされた状態になり、安心して利用し続けられる
のかもしれませんね!
そして無線給電はIoT機器だけでなく乗物でも実現が進みます。
『ワイヤレス給電可能な電動バスが公道へ、まめな充電で航続距離をカバー』
(2016年2月4日ITmediaスマートジャパン記事より)
http://goo.gl/WYM7jE
早稲田大学と東芝の研究グループは、バッテリー駆動の
電動バスの開発に成功。
「磁界共鳴型ワイヤレス充電装置」を搭載しており、
運転席におけるボタン操作のみで充電ができます。
少し離れた場所にあるものを無線で充電する技術。
アップルのiPhoneやiPadなどのiOS機器も早ければ
2017年に製品に搭載されるという噂があります。
非放射型の充電システムから、放射型の充電システムが
今後IoT社会において主流となっていくのではないでしょうか。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより