【ITニュース】IPV4が枯渇すると
インターネットにアクセスするため必要なアドレス「IPV4」。
その枯渇が、以前から問題となっていましたが
4日金曜日、非営利国際団体ICANN(アイキャン)
によると、現行IPV4アドレスの配布を
完了したという報告がありました。
ちなみにIPV4が枯渇すると、
どういった事態が起きてしまうのでしょうか。
挙げられる一つの大きな問題は、
アドレス不足により、新しいサービス等が
追加できなくなるような状況に陥ることです。
そして現行のインターネットは
動き続けたままとなります。
IPV4は1970年代に開発されて、
最初は約43億個あったそうですが、
最後の計1億2000個が、
つい先日世界全5地域で配分を終えました。
スマートフォンやIP電話サービスの急速な普及、
また、アジア地域でのIT利用者の急増が
配布終了に拍車をかけたようです。
新しいアドレスは、「IPV6」へと変わります。
こちらは計1000兆個を大幅に上回るので、
扱い方や対応デバイス等
色々と変化していくことがあると思います。
現時点では、一般利用者に
当面影響はないとのことなので、
急に焦る必要はありません。安心してくださいね。
また、このIPアドレス配分の終了は、
以下の団体によって、Ustreamで中継されました。
NRO(Number Resource Organization)
:インターネット番号資源の保護を行う非営利団体
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)
:IPアドレスの集中管理を行う非営利団体
ISOC(Internet Society)
:インターネット協会
IAB:(Internet Architecture Board)
:インターネット上における技術の標準化を検討決定する機関
配分終了したのは、日本時間で2月3日。
ちょうど「節分」の日でしたので、
節を分ける、記念となる一日になりました。
今後のIPV6への対応を、
注視して見守っていきたいものです。
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今週もお読みいただき、ありがとうございました。