【ITニュース】米Apple4~6月決算からみるPC・タブレット市場
新型MacOSを発表したAppleですが、
2011年の第3四半期(4~6月)における決算報告では、
過去最高の売上高、純利益を達しました。
iPodやiTunes,iPod関連サービスなどで減収があったものの
iPadとiPhone、加えてMacの販売台数が好調だったため、
売上高が前年同期比82%増の285億7100万ドル、
純利益は同125%増の73億800万ドルに。
丁度iPad2やiPhoneホワイトモデル、
Thunderbolt搭載のiMacも発売された時期なので
それらの影響が大きかったと想定されます。
日本でも9%増しの約15億、
アジア太平洋地域においては34%増しの63億とのこと。
確実にアジアでのユーザーが増えているのもわかりますね。
実際新製品が発売されると、
買い換えのタイミングでもありますから、
純増はAppleの想定通りだったのかもしれません。
注目すべきは、iPadの売り上げが
Macintoshの売り上げを追い越したことです。
昨年先陣を切って登場したiPad。
タブレット端末の市場を作り出し
Android端末が様々な数を揃えていく中でも
CPUや新機能を搭載した「iPad2」で、ユーザーを囲っています。
iPadブランドともいえるのでしょうか。
同じタブレットでも他社とは違う、独自の体験ができる
デバイスであることは間違いないのかもしれません。
現在iPhoneにおける特許の問題で訴訟も続いていますが、
「オリジナリティ」を前面に押し出しているApple。
自信のたっぷりある姿勢が、うかがえますよね。
また、iPadに抜かれたとはいえ、第3四半期において
Macintoshでも米国のPC市場はAcerを抜き3位になりました。
首位はHewlett-Packard(HP)で出荷台数は4,552,777台、
2位はDellの3,821,759台、3位がAppleの1,814,000台です。
ちなみにその下、4位は日本の東芝。1,616,400台。
ここのところ続いていた低価格ノートPCや
ネットブックなどの需要が落ち着いてきたことも起因。
代わりに、今はタブレット端末が注目され続けていますね。
Appleの成長ぶりには目をみはるものがあります。
このままどこまでシェアを確立していくのか
気になるところではありますが、
翻って日本企業にも、より力をつけてもらいたいものです。
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