【ITニュース】広告ブロック機能利用者数増加とビジネスモデルの転換期
インターネット上でニュース記事やSNS上に表示される広告。
Webブラウザの拡張機能でそれらをブロックし非表示にする
ツールを利用されている方も多いのではないでしょうか。
昨年度からの広告ブロック機能の利用者数はなんと90%も増加。
今後も増え続けていくことが予想されます。
『モバイルの広告をブロックする「広告ブロックブラウザ」の
ユーザー数は2015年から90%も増加』
(2016年6月1日Gigazine記事より)
2014年12月〜2016年3月までの、ダウンロード数が多かった
広告ブロックブラウザトップ5のうち、4位までを中国企業が占めています。
中国では世界から見ても最も広告ブロックブラウザが利用されており
月間アクティブユーザー数は1億5900万人。次いでインドの1億2200万人、
3位がインドネシアの3800万人という結果になりました。
広告表示におけるビジネスモデルは従来から広く一般的に利用されていましたが、
今後はこのブロック機能が大きな脅威になりかねません。
一部のニュース配信メディアではこれらを利用しているユーザーに対して
記事を非表示にする、あるいはブロック機能の停止を求めるなど対策を実施しています。
フランスのル・モンド紙における広告ブロック対策では
ブロック機能を有効にしたままアクセスするとディレクターの
顔写真付きで広告の必要性を解説した画面が表示されます。
継続して利用するには、①広告ブロック機能を停止する
②3ヶ月につき1€の購読料を支払う という2つの選択を提示。
上記のような対策を行うだけでなく広告ブロック機能を無効化する
技術を開発する企業もありますがいたちごっこが続いているようです。
『Adblock Plus、Facebookの広告表示を再びブロックする回避策を提示』
(2016年8月12日CNET記事より)
Facebookが広告ブロック機能を回避し広告を表示すると
発表してからわずか2日後、広告ブロックツールのAdblock Plusは
その回避策を公式ブログで公開したということです。
ユーザー数の増加に見られるようにブロック機能の需要が高まっています。
新たな収益の獲得方法、または宣伝方法など、いまインターネット上の
ビジネスモデルが大きく変化を遂げる転換期とも言えるのかもしれません。
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