【ITニュース】災害時におけるアドホックモードの有用性
地震や台風などの災害発生時、重要となるものは情報です。
「どこで、何が起きているか」「家族は無事か」という
自分が今現在いる場所とは離れた場所の情報を手に入れるには
テレビやワンセグ、公衆電話が有用とされています。
携帯電話においては「災害用伝言ダイヤル」や
「災害用伝言板」というサービスがありますね。
安否情報を登録、確認することができるものです。
通信会社では、体験サービスを実施している日時を
公開していますので、合わせてチェックしておくのも
良い防災対策となりますね。
そして、災害時役立つ新しい通信方式の研究も進んでいます。
『スマホが圏外でもデータをやりとりできる”アドホックモード”をドコモが開発中』
(2013年11月21日週アスPLUS記事より)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/185/185936/
携帯の通信回線ではなく、
Bluetoothによる”アドホックモード”を利用し
小さなネットワークグループを作ります。
“アドホックモード”とは、無線LAN通信の方式のひとつ。
近距離にあるスマートフォン同士が接続され、グループ化されます。
人が混雑する大きな会場では、通信の電波が機能しない
という経験がおありの方も、多いのではないでしょうか?
迷子になったとき、電話をしたいけれどつながらない・・・
そのような状況の際、アドホックモードは活躍します。
アドホックモードの反対は”インフラストラクチャモード”。
通信ネットワークの中心に、アクセスポイントが必要とされます。
機器同士の通信ではなく、経由するポイントがあります。
災害に出くわしたとき最も必要とする情報は避難場所。
近距離で通信が共有できるならば、
避難場所や危ない場所などの情報を知り、
安全に避難することができますよね。
今年9月に発生した台風18号の影響で大雨特別警報が発生した時、
住民側からは「避難場所を知らない」という声が目立っていました。
普段から避難場所を知っておくことも重要ですが、その道の途中で、
更に大きな災害が発生している場合もあるかもしれません。
その分、できるだけ最新の情報が必要となりますし
信頼のおけるものでなければなりません。
今後ドコモではアドホックモード通信を新たなコミュニケーション手段として
有用性や実用性の検証を進めていくとしています。
自然災害はいつ発生するか、確実に予測することができません。
普段からの備えとともに、未来の技術を活用しながら
減災を意識して、安全で安心できる日々を送りたいものです。
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今週もお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより