【9月第4週】配送方法もアプリもオールインワン化へ、Uberの試み
配車サービス「Uber」を展開するUberが展開する、フードデリバリーサービス「Uber EATS」が2016年9月に日本で開始されてから3年が経ちました。最近では街中で「Uber EATS」のデリバリー配送を見かけることも多くなってきましたが、今後のさらなる展開が見えてきました。
「UberEATS」とは
まだあまりご存じない方もいるかもしれませんが、「Uber EATS」とはUberが展開するフードデリバリーサービスです。「Uber Eats」には多数のレストランが掲載されており、パソコンやスマートフォンのアプリでお好みのメニューを探すことも、レストラン名や料理の種類で検索することも可能です。注文〜配送までの流れは次の通りです。
アプリ内の注文したい料理が見つかったら、タップしてカートに追加します。住所、配達予定時間、税金と配達料金を含む注文価格が表示されるので、内容に間違いがなければ、[注文する] をタップして完了。お支払いにはご登録のカードを自動的に使用するため、現金は必要ありません。まず、レストランが注文を受け付け、調理を開始します。調理が完了するころ、付近の Uber パートナーが車、自転車、またはスクーターでレストランに向かい、注文品をピックアップします。そして配達員がお客様の元へ向かい受け渡し。専用アプリには配達員の名前と顔写真が表示され、配達状況をマップ上で確認できます。
また、この「Uber Eats」の面白いところは「Uber パートナー」の仕組みです。「Uber Eats」の仕事はシフトという概念はありません。登録した「Uber パートナー」と呼ばれる個人事業主は、1時間だけでも、土日だけでも、空き時間に配達することが可能なのです。配送方法も自転車、原付バイク、軽貨物車両のいずれかの車両で配達することができます。仕事はレストランから注文者の元に料理を配達するだけで、報酬はUberから週払いで支払われるという仕組みです。
10月からの増税・軽減税率制度が施行されるに伴い、飲食業界では中食がさらに増えるとも言われています。「Uber Eats」のようなサービスが今後ますます注目されるかもしれませんね。
「UberEATS」
https://www.ubereats.com/ja-JP/
Uberアプリ・配送方法の進化
冒頭でも触れましたが、Uberは配車サービスを展開している企業です。ですので現状では配車アプリ「Uber」とフードデリバリーアプリ「UberEATS」の2種類を提供しています。そんなかか、米Uberは先日“次世代のUberアプリ”のビジョンを発表しました。将来的には「Uber Eats」と統合し、公共機関の乗り換え案内機能も搭載する日常生活のためのオールインワンOSとしての展開を考えているといいます。
さらに、2019年7月9日に香港で行われた「Future of Food Summit(食の未来会議)」においても新しいビジネス指標が発表されています。その中で、同社では現在アメリカ・サンディエゴで実証実験中のドローンを使ったフードデリバリーの実現にむけてのドローンを搭載した車も展示しています。これは、Uber社が特許を取得した動的な空域管理システム「Elevate Cloud Systems」を使い、すべてのドローンの離陸から着陸までの自律飛行を追跡・誘導するというもの。
配送の流れは、注文を受けたレストランがドローンに注文のメニューを積載し、ドローンが離陸すると、「Elevate Cloud Systems」が近くの「Uber Eats」の配達パートナーに通知を送信。着陸地点でそのオーダーの受け渡しが行われ、パートナーの手により顧客に届けられます。将来的には配達地の近くに駐車した車の上に着陸させられるよう、Uberの配車サービスとの連携を実施していくといいます。
最後はSF映画のような話ではありますが、技術革新のスピードを見る限り、インフラ・法整備次第では近い将来実現し得るかもしれませんね。
『Uberアプリ、「Uber Eats」や乗り換え案内も統合するオールインワンアプリへ』
(出典:2019年09月27日 ITmedia記事より)
『Uber Eats、車×ドローンでフードデリバリー配達エリア拡大目指す』
(出典:2019年09月18日 DRONE記事より)
>> トイドローンやマイクロドローンの飛行場「アローレ八王子ドローンフィールド」
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