【8月第2週】Microsoft 脆弱性・OSシェア最新情報
先日、Microsoftより同社製品に関する脆弱性の修正プログラムが公開されました。更新プログラムは、セキュリティ上大変重要なプログラムやパソコンの信頼性向上のためのプログラムが含まれております。公開されたら速やかに適用し、パソコンを常に最新の状態にしておくことをおすすめします。
8月9日公開のセキュリティ更新プログラム
今回公開されたセキュリティ更新プログラムの対象となるのは以下のソフトウェアです。
Microsoft Internet Explorer
Microsoft Edge
Microsoft Windows
Microsoft SharePoint
Adobe Flash Player
Microsoft SQL Server
深刻度では4段階で最も高い「緊急」が8件、深刻度が上から2番目に高い「重要」が2件となっており、これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御されるなどの被害が発生する可能性があります。できるだけ早期に更新するようにしましょう。
Windows Update の利用手順
https://www.microsoft.com/ja-jp/safety/protect/musteps.aspx
ただし、更新により他社製アプリケーションが使用できなくなるなどの弊害がおこる場合もあります。更新前にはアプリケーションメーカーへの動作確認が必要な場合もありますので、システム担当者への確認もお忘れなく。
『Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年8月)』
(出典:2017年8月9日 情報処理推進機構より)
企業の使用OSは依然としてWindows7が圧倒
Microsoft社のOSにはサポート期限があるのはご存知かと思いますが、Spiceworksのデータによると、いまだWindows7のシェアが企業が利用するPCの68%といいます。
また、2017年3月の時点で、Windows XPは世界の企業が利用するPCの14%に搭載されていましたが、Windows 10のシェアは9%でした。しかし現在では、Windows 10のシェアが13%に拡大したのに対し、XPのシェアは11%に縮小し徐々にWindows10への移行が進んでいるとみられます。
Microsoft「OS にはサポート期限があります!」
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx
『企業のOSシェア「Windows 10」は13%–「Windows XP」を凌ぐ』
(出典:2017年07月25日 CNET Japan記事より)
いまだ圧倒的なシェアを占めるWindows 7ですが、2020年にはサポート期限を迎えます。特に大規模なPCシステムを構築している企業にとって、OSや周辺機器の設備変更は費用や移行期間などの面で一朝一夕にはいかないかと思います。今のうちから段階的な移行計画をたてておくとよいかもしれませんね。
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