【8月第1週】手口の傾向を知りサイバー攻撃から身を護る
日々、世界各地で横行しているサイバー攻撃。誰しもそうした脅威に一度は遭遇、悩まされた経験もあるでしょう。こうした脅威は手口の傾向と対策を頭に入れておくだけでも被害を防ぐことが可能です。国内の最新脅威状況も含めてご紹介します。
ウイルス検出の偽警告、再び増加
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、2018年第2四半期(4月〜6月)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況を発表しています。
今四半期(2018年4月〜6月)のウイルス届出件数は310件で前回よりやや増加傾向にあります。また、ウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、「メール」の割合が最も多く全体の約95.6%を占めています。まだまだメールを使った攻撃が跡を絶たないことがわかります。
相談内容のなかでは、「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が前四半期から約1.7倍強の増加となっています。ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導するという手口で、446件の相談が寄せられています。
こうした偽警告を信じて指示に従ってしまうと、電話帳データなどの個人情報を盗まれたり、指示された電話番号に電話を掛けると「ウイルス駆除のサポート代金」などの名目で数万円を請求されることもあります。もしこのような偽警告が出ても慌てずそのまま画面を閉じましょう。
『コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2018年第2四半期(4月〜6月)]』
(出典:2018年7月26日 独立行政法人 情報処理推進機構より)
世界のサイバー攻撃をリアルタイムで可視化
先のようなサイバー攻撃はもちろん世界各地で起こっています。セキュリティ企業カスペルスキーは、世界のサイバー脅威をリアルタイムで可視化する地図「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map」が、日本語を含む10カ国語に対応したと発表しました。
この「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map」は、カスペルスキー製品が検知・ブロックしたサイバー脅威をリアルタイムに表示する地図で、インタラクティブにその地域における脅威動向の詳細を確認できるというものです。国ごとの脅威検知状況をランキング形式や統計データなどで表示することも可能です。
国内のみならず海外の状況をみると、いかに世界中でサイバー攻撃が行われているか、またその動向などもわかりますので、危機管理を行う上で参考になるかもしれませんね。
『カスペルスキー、世界のサイバー脅威を可視化する地図「Cyberthreat Real-Time Map」が日本語含む10カ国語に対応』
(出典:2018年7月30日 クラウドWatch記事より)
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