【7月第3週】便利なフリーWi-Fi、その危険性の認識は?
スマートフォンなどを利用する上で欠かせないネット通信。そのなかでも最近各主要スポットで広くフリーWi-Fiが利用できる環境が普及し、外出先でも高速大容量なインターネット通信が可能となっています。しかし、フリーWi-Fiには様々な危険がつきもの。今週はそうしたフリーWi-Fiの利用実態と注意点についての話題です。
皆さんはフリーWi-Fiをどう利用しますか?
セキュリティソフト「ノートン」は、本日、Wi-Fiセキュリティに関する意識調査「ノートンWi-Fiリスクレポート(2017年版)」を発表しました。
シマンテックでは
セキュリティ対策が施されていない無料公衆無線LAN(フリーWi-Fi)にはセキュリティ上の危険性があり、フリーWi-Fiについて人びとが安全だと思っていることと実際のセキュリティにはかなりのギャップがあります。
とし、フリーWi-Fiの危険性については認識しているものの、必ずしもその対策を十分に取っているとは言えない現状に警鐘を鳴らしています。
さて、日本におけるフリーWi-Fiに対する意識は以下のとおりです。
「フリーWi-Fiは安全ではない」と回答したのは全体の61%。これによると日本人はフリーWi-Fiの危険性は認識していることが伺えます。しかし、フリーWi-Fi接続中になんらかの危険な行動を取っている人は全体の71%にもおよび、非常に危険な行動である銀行口座をチェックしたり金融情報を扱ったりしている人は13%、クレジットカード情報を入力している人は12%となっています。
また、57%が友人宅、カフェ、ホテルでWi-Fiのパスワードを聞き出すと回答しており、外出先でのWi-Fi需要の高さを物語っています。
『消費者のフリーWi-Fiへの依存が明らかに「フリーWi-Fiは安全ではない」と答えた人は日本が世界最多』
(出典:2017年7月13日 シマンテックプレスリリースより)
フリーWi-Fiの安全性は?
もし、こうしたフリーWi-Fiを使用する場合、安全対策のないWi-Fiを利用しないのは当然です。Wi-Fi接続する際は「WPA」か、できれば「WPA2」が解読されにくく安全です。しかし、安全性の高いと言われる暗号化技術を使用しても解読される危険性はあります。ましてフリーWi-Fiスポットでは、以下の事に十分注意する必要があります。
・重要な個人情報を含むやり取りは控えましょう。
・ID・パスワードを使ってログインするネット利用は行わないようにしましょう。
・より安全性の高い暗号化を使用し、パスワードも推測されにくい複雑なものにしましょう。
フリーWi-Fiは非常に便利ではあります。しかし、こうした危険も表裏一体だということを認識したいものです。大事な通信は携帯電話会社のモバイルブロードバンドを利用したり、フリーWi-Fiの利用はWEB閲覧程度にするなど、安全にかつTPOに応じた運用を心がけましょう。
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