【7月第2週】6月フィッシング動向/新型コロナ便乗詐欺にも注意!
東京都に4回目となる緊急事態宣言が出され、まだまだ先行きの見えない状況が続いております。さらに、このような世情に便乗したフィッシング詐欺も報告されております。6月のフィッシング詐欺動向とあわせて、コロナ禍における便乗詐欺の情報をお知らせします。
6月フィッシング詐欺動向
フィッシング対策協議会は、2021年6月のフィッシング報告状況を発表しました。6月中に寄せられたフィッシング詐欺に関する報告は3万560件で、5月より4456件減少しており4月以降減少が見られます。確認されたフィッシングサイトのURLは6394件で5月より575件増加し、悪用されたブランドの件数も高い水準で推移しています。2月以降増加傾向が続いており、6000件を超えるのは6カ月ぶりです。
また、Amazonをかたるフィッシングが報告数全体の約35.8%を占めており、引き続き多い状況ではあるものの、前月より約 33.1%報告数が減少しました。次いで楽天、エムアイカード、三井住友カード、エポスカードをかたるフィッシングの報告も含めた上位5ブランドで、報告数全体の約71.4%を占めています。
このように、フィッシング詐欺はあらゆる手段を使い、我々のもとに届いています。同協会では、普段からログインを促すようなメールやSMSを受信した際は、メール本文の誘導先をクリック(タップ)せず、正規のアプリやブックマークした正規のURLからサービスへログインして情報を確認するよう心がけるよう呼びかけています。またクレジットカード情報や携帯電話番号、認証コード、口座情報、ワンタイムパスワードなどの入力を要求された場合は一度立ち止まり、似たようなフィッシング詐欺事例がないか確認するようにとしています。
『2021/06 フィッシング報告状況』
(出典:2021年07月02日 フィッシング対策協議会より)
新型コロナワクチンに便乗した詐欺
上記フィッシング動向のみならず、昨今の国内情勢を反映した詐欺も発生しています。国民生活センターでは、自治体や公的機関の職員をかたった電話や、ワクチンの接種に便乗した不審なSMSが届いている事例が報告されているとして注意を呼びかけています。
同センターが解説している「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン」へ、以下のような相談があるといいます。
「大規模接種会場の予約情報を尋ねる不審な電話がかかってきた」
「『ワクチン受付中』という内容のSMSが届いた」
「ウェブサイトでワクチン接種を申し込んだが、不審なサイトだったのではないか」
これらの事例に対し、国民生活センターは消費者に対し、
・ワクチン接種に関連した電話やSMSなどには注意が必要です。
・新型コロナワクチンの接種は無料です。国や自治体が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話やメール等で求めることはありません。
とアドバイスを呼びかけています。
もし少しでも疑念を感じたり不安な場合は、「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン」へ連絡するようにしましょう。
【新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン】
フリーダイヤル:0120-797-188
相談受付時間:10時〜16時(土曜、日曜、祝日を含む)
『「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン」の受付状況について(3)ーワクチンの接種に関連した連絡だからといって安易に対応するのは危険!!ー』
(出典:2021年6月25日 国民生活センターより)
*********
弊社では、保守サービスやサポートに関する
facebookページを立ち上げています。
セキュリティの問題や脆弱性の情報を
毎日ピックアップして掲載しておりますので
よろしければお立ち寄りください。
ITサポート&サービス情報局【CTS】facebookページ
http://www.facebook.com/ITsupport.service
今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより