【7月第1週】Windows 11発表、10からは無償アップグレード可能
米Microsoftは、Windows OSの新バージョン「Windows 11」を発表しました。Windows 10は最後のバージョンという位置づけでしたが、Windows 11ではユーザーインターフェイスを刷新するとともに、新機能も追加し、Windows 10に次ぐ新しいブランド名が与えられることに。最新Windows OSの詳細を見てみましょう。
生産性、創造性、利便性の向上
Windows 11では新しいユーザーインターフェイス(UI)が採用されています。従来左下にあったWindowsロゴの「スタート」ボタンを中央に寄せ、応答性も大きく改善されているといいます。各種システムアイコンも変更されており、よりカラフルで視認性が高いものになります。また、複数のウィンドウによる柔軟性や、サイドバイサイドでアプリを並べて表示できるスナップ機能により好みの方法で仕事ができるようになりました。さらに、Snap Layouts、Snap Groups、Desktops が導入され、マルチタスクや作業履歴の把握がしやすくなっています。また、仕事用、ゲーム用、学校用など、生活のさまざまな局面に合わせて別々のデスクトップを用意し、好みに合わせてカスタマイズすることも可能です。
このほか、従来タスクバーに表示されていた検索機能などは、Windows 11ではフローティング表示になっているほか、画面の左側からスワイプすることでウィジェットを呼び出し、タブレットやスマートフォンのように使うことも可能になります。さらに、Androidアプリ(Amazon Appstore 経由でダウンロード)がWindows 11上で動作する仕様になることもわかっており、作業の幅が広がりそうです。
『Windows 11 を発表』
(出典:2021年6月25日 マイクロソフトより)
その他機能および動作環境
Windows 11 では、Microsoft Teams のチャットがタスクバーに統合されました。Windows、Android、iOS など、プラットフォームやデバイスを問わず、テキスト、チャット、音声、ビデオで連絡先の相手と瞬時につながることができるようになるだけでなく、相手が Teams アプリをダウンロードしていなくても双方向のSMSで接続することが可能です。また、Teamsによって友人や家族と自然とつながることができるようになり、タスクバーから、瞬時にミュートやミュート解除を行うこともできます。
正式リリースは2021年内で、プレビュー版を提供するWindows Insiderプログラムでは6月28日週から早期ビルドを配信するとのこと。また、Windows 10から無償でアップデートできるとしています。動作要件は、1GHz以上もしくは2コア以上の64bit CPUかSoC(System on a Chip)、4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ、UEFIブート、TPMバージョン2.0、WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード、HD画質以上のディスプレイ。このほか、「Windows 11 Home」ではインターネット接続とMicrosoftアカウントが必須です。
同社では今回発表した「Windows 11」より、年1回のアップデートに移行します。サポート期間は、「Home」「Pro」の各エディションが24カ月、「Enterprise」「Education」の各エディションが36カ月。パッチやバグ修正については、定期的な累積アップデート(Windows Update)ですべてのWindows 11ユーザーを対象に年間を通じて提供されます。更新プログラムはサイズが40%縮小し、バックグラウンドで行われるとのことです。
このほか、今回の新OSではゲーム関連の機能強化であったり、安全性・互換性の強化なども行われております。まだリリースは先になりますが、現在お使いの Windows 10 搭載 PC が Windows 11 の無償アップグレードの対象かどうかを確認したい場合は、「Windows.com」にアクセス後「PC Health Check アプリ」をダウンロードしてチェックすることも可能です。
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