闇バイトや投資・副業詐欺に遭う若者が急増
最近、闇バイトに関わる強盗事件のニュースを耳にすることが非常に多くなりました。SNS上を中心とした「容易に稼げる」とした甘い誘い文句に踊らされる若者たち。そうしたトラブルに巻き込まれないためにも今回ご紹介するような手口を知っておくことが重要です。
闇バイトに手を染める若者たち
近年、「闇バイト強盗」と称される強盗等事件が広域で発生しています。最近のこれらの事件では、「高額バイト」、「即日即金」などの文言を用い、SNS上で実行犯を募集する手口がとられるのがほとんどです。応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、被害者を拘束した上で暴行を加える強盗の実行犯など、凶悪な犯行に手を染める結果となります。
こうした現状を踏まえ警視庁では、闇バイトに手を出さないために「高額」「即日現金」「高額即金」「副業」「ハンドキャリー」「書類を受け取るだけ」「行動確認・現地調査」などの言葉にのらないよう注意を呼びかけています。特に、申込時に匿名性の高いアプリのインストールを求められる場合は、闇バイトの可能性があります。
一度でも闇バイトをしてしまうと、応募のときに送った身分証明書から「家に行く」「家族に危害を加える」と犯罪組織から脅されて逮捕されるまで抜けることができなくなります。ちょっとでも怪しいと思ったら、友人や家族、警察に相談するようにしましょう。こうした犯罪に手を染めてしまってからでは遅すぎます。待ち受けるのは懲役や被害者への損害賠償だけでは済みません。その後の人生を棒に振ることになります。
『#BAN 闇バイト』
(出典:2023年3月24日 警視庁より)
遠隔操作アプリ悪用で若者に借金させる被害
前述の闇バイト以外にも若者を狙ったある詐欺が横行しています。国民生活センターによると、20歳代の若者に対し副業や投資に関する情報商材を購入させ、高額なサポート契約を勧誘、「お金がない」と断ると遠隔操作アプリを悪用して借金をさせるという手口が目立っているといいます。
【20代女性の事例】
1.動画投稿サイトで広告を見て、副業サイトにアクセスし、無料通話アプリで友達登録。
2.その後、約2,000円の情報商材を購入すると、事業者から「詳細を説明するので予約をするように」と案内さる。約束した日に事業者から電話で「アフィリエイトや動画配信サービスの仲介ビジネスでもうかる方法を教える。手っ取り早くもうかる約200万円のサポートプランがあなたに合っている」と勧められる。
3.「お金がない」と断ると、「貸金業者で借金する方法を教えるのでスマートフォンに遠隔操作アプリを入れるように」と指示される。
4.電話で事業者から言われるままスマートフォンの操作を行い、勤務先について嘘の申告をするように指示され、2社の貸金業者から50万円ずつ合計100万円を借金し、指定された個人名義の口座に振り込まされる。
同センターでは、『「簡単に稼げる」「もうかる」「借金してもすぐに元が取れる」などといった簡単に稼げるようなうまい話はありません。また、借金をすぐ返せる保証は一切ないほか、事業者に解約や返金を求めても突然連絡が取れなくなり、トラブルの解決が困難になる恐れもあります。』と注意を呼びかけています。
また、事業者から「副業や投資の説明のために必要」「借金する方法を教える」などと言われ、遠隔操作アプリをインストールするよう指示される流れになりますが、当然遠隔操作で意図しない操作をされてしまうので、遠隔操作アプリを安易にインストールするのは避けましょう。もし遠隔操作等で貸金業者サイトに登録してしまったら、IDやパスワードを変更するなど悪用されないための対策を取ることも必要です。もし、不安に思ったりトラブルにあったりした場合は、消費生活センターなどに相談しましょう。
『20歳代が狙われている!?遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる副業や投資の勧誘に注意』
(出典:2023年6月7日 国民生活センターより)
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