ネット通販トラブル増加!悪質事業者から身を守るには
コロナ禍の巣篭もり需要でますます拡大するインターネット通販ですが、それに伴うトラブルや悪質業者による詐欺なども増加傾向にあります。消費者としてはより一層の注意を払うことが前提となりますが、そうした被害を最小限に食い止めるための取り組みも進んでいます。
Amazonの消費者保護
Amazonは、2021年以降2回目となるブランドプロテクションレポートを公開しました。これはAmazonがお客様の信頼を獲得、維持し、悪質業者による模倣品の販売を徹底的に阻止するべく取り組んでいるものです。今回のレポートによるとAmazonは9億ドル以上を投資し、1万2,000人におよぶ専門調査員や機械学習のサイエンティストを参加させ、模倣品や詐欺といった不正からユーザーを保護したといいます。
具体的には、悪質業者による250万以上の不正な出品アカウントの開設を阻止しています。販売事業者や商品の精査体制に加え、悪質業者に法的責任を追求する取り組みが功を奏した結果とのことです。Amazonブランド登録に登録されたブランド数は70万を超え、前年比40%増となっていますが、詐欺、権利侵害、模倣品、その他の不正のリスクがある、もしくは商品の品質に重大な問題があることを疑われる悪質な出品を40億件以上阻止しています。
さらにAmazonは、模倣品の阻止に向けた官民連携の計画をまとめています。その中でAmazonは、協力体制の強化に向けた次の3つの主な機会に言及しています。
・模倣品に関する動きについて情報を交換し、模倣品を水際で取り締まる
・ブロックした模倣品業者の情報を共有し、より多くの模倣品業者を早期に阻止できるようにする
・模倣品業者の起訴に向け、捜査当局への情報提供を強化する
これにより、Amazonと様々な関係機関との間で、模倣品の犯罪者グループや模倣品輸入の謀略に関する情報共有について意見交換が開始されています。まずは悪質業者を根本から絶つことがブランドや消費者を守ることに繋がります。
『最新の革新的取り組み』
(出典:Amazonより)
改正特定商取引法
「お試し」「初回限定●%オフ」「解約可能!」などとお得感を強調したサプリメント、美容・化粧品、健康食品などのネット注文ですが、こういった商品の注文は特に注意・確認が必要だということをご存知の方はどれくらいいるでしょうか。
具体的な確認内容としては以下の3つ。
・1回限りの購入か
・2回目からはいくらか
・解約の方法は?
基本的に改正特定商取引法により事業者はこれらのことを、最終確認画面で明確に表示することが必要となっています。我々消費者は、注文を確定する前の画面で、必要事項をしっかり確認するようにしましょう。また、令和4年6月1日以降、誤認させる表示により申込みをした消費者は、契約を取り消せる可能性があります。
しかしながら、「初回注文だけで」「「解約保証があれば安心」という気持ちで注文したにもかかわらず、実際には、複数回の商品購入が条件となる“定期購入契約”を結んでしまっていたり、解約をしようとすると、 連絡が取れないケースや、 追加支払を求められる事例も跡を絶ちません。
こうしたトラブルから消費者を守るために、消費者庁では「消費者ホットライン」を開設しています。
「消費者ホットライン」(局番なし)188
また、同庁ではトラブル回避のために次のような注意を呼びかけています。
・証拠を残すため、最終確認画面のスクリーンショットを残しておきましょう
・18歳・19歳の皆さん(成年年齢引下げにより、2022年4月から一人で契約ができるように)は、特に慎重に契約内容を確認しましょう。
『インターネット通販の定期購入トラブルには御注意を! 』
(出典:消費者庁より)
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