【6月第2週】いまお使いのSNS設定は大丈夫ですか?
TwitterやFacebook、LINEなどのSNSはコミュニケーションツールとして、またはビジネスにおいても広告ツールなどに広く活用されています。しかし、個人がSNSを利用するうえで一番注意するべきは個人情報や行動履歴などのプライバシー問題です。各サービス内の設定でさまざまな問題を防げることもありますので今一度見直してみましょう。
Facebookの公開範囲に注意
Facebookでは投稿した情報を「公開」「友達」「自分のみ」など、その共有範囲を自由に設定することができます。「公開」は文字通り世界中すべての人がその投稿を見ることができます。もし、知り合いにしか見せたくない場合は「友達」に設定しておくとよいでしょう。また、過去の投稿においてもあとから一括で共有範囲を変更することも可能です。
しかし、他の人が投稿をシェアすると、自身では「友達」のみの共有にして公開した情報でも、シェアしたその人に公開するかどうかの決定権があります。また、他のユーザーの公開投稿にコメントした場合、そのコメントも当然公開になります。
また、Facebookページや各種グループは公開スペースです。そのページやグループを見ることができる人はすべて投稿やコメントを見ることができます。また、ページや公開グループに投稿またはコメントすると、記事がニュースフィードやFacebook内外の他の場所に公開される場合もあるということを知っておきましょう。
ただ先日、Facebook側のバグによりユーザーが意図せずに共有範囲が「全員に公開」となっていたことがわかりました。Facebookが5月18日から実施していたプライバシー設定の新機能のテストのバグが原因で、バグに気づいた従業員が27日に修正するまでの約10日間、1400万人の投稿の共有範囲がそれまでの設定にかかわらず、すべて「公開」になっていたといいます。すでに該当のバグは修正済とのことですが、気になる方は念のためにご自身の共有範囲とログを確認してみましょう。
『Facebookのバグで1400万人が意図せず投稿を「全員に公開」 被害者に通知』
(出展:2018年06月08日 ITmedia記事より)
狙われるSNSアカウント情報
最近のSNSには「2段階認証」のシステムが導入されています。2段階認証とは、ログインIDとパスワードだけでなく、電話番号宛てのSMSもしくは音声通話で確認コードを取得し、アプリに入力することではじめて利用可能になるというもの。これにより不正ログインを防ぐことが可能になります。
しかしながら最近、LINEをかたり2段階認証を促すフィッシング詐欺が発生し、フィッシング対策協議会でも注意を呼びかけました。メール本文は、
「最近LINEアカウントの盗用が多発しており、ご不便をもたらして、申し訳ありません。あなたのアカウントが盗まれないよう、システムは2段階パスワードに更新しました。なるべく早く設定をお願いします」
という内容です。ここに記載されたURLにアクセスすると、LINEのメールアドレスとパスワードの入力を要求されます。このサイトはフィッシングサイトなので入力・送信すればログイン情報は盗まれてしまいます。
当然こうしたメールは運営から送ることはありませんし、それ以前にあらかじめ2段階認証設定を済ませてあれば被害にあうことはないでしょう。また、少しでも怪しい内容のメールは、その出所と真偽をしっかりと吟味し対応する習慣をつけることも大事です。
『LINEをかたるフィッシング』
(出展:2018年06月06日 フィッシング対策協議会より)
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