【6月第1週】ドローン配送ついに本格始動!最新水中ドローンにも注目
2019年入り、ドローン業界は着々と業務利用の幅が広がりをみせています。特にドローンを使った配送に関しては、ついにサービス開始にまで至っています。また、最近では空のみならず水中へのドローン活用も本格化しています。
ついに配送サービス開始へ
ドローンの業務利用においてはすでに測量・点検分野においては徐々に活用されつつあり、また災害時・防災時のためのドローン導入を検討する自治体も増えています。一方で、なかなか実現へのハードルが高かった配送分野にもようやく明るい兆しが見えてきました。
米Alphabet傘下でGoogle系列のドローン企業Wingは、商用ドローン配送サービスをフィンランドの都市ヴオサーリで開始すると発表しました。同社では4月にもオーストラリアの北キャンベラでドローン配送サービスを開始すると発表しており、今回の欧州では初サービスとなります。
北キャンベラでは、地元のコーヒーショップや薬局と提携した食品や薬などを配送、ヴオサーリでは地元のカフェや菓子店の商品を配送するサービスを行います。現状では機体性能など問題で積載物の重量制限がドローン配送における課題ですが、同社では将来的には機体の重さを削減し、より重いものも運べるようにする計画といいます。
また通販大手Amazonは先日、Prime Airの最新配送用ドローンを披露しました。今回の最新機体では、約2.3kg以下の荷物を積んで約24kmの距離を30分以内で運べるといいます。センサーとマルチビューステレオビジョンで煙突のような動かない障害物を検知し、飛翔物は独自のコンピュータビジョンや機械学習アルゴリズムで検知。垂直離着陸が可能で、ステレオビジョンの画像をAIアルゴリズムで解析し、動物や電線、物干し用ロープなどを避けられる着陸地点を決定します。
Amazonは、数カ月中にもドローン配送を開始する計画とのことで、2019年はドローン配送が急激に伸びそうですね。
『Google系列ドローン配送のWing、フィンランドでサービス開始 集合住宅向けにも』
(出典:2019年05月20日 ITmedia記事より)
『Amazon、配送用ドローンの最新モデルを披露 数カ月中にサービス開始へ』
(出典:2019年06月06日 ITmedia記事より)
水中ドローンの未来
ドローンは空だけではありません。最近は水中における探査・救助・点検などに水中ドローンと呼ばれる機体を活用することに注目が集まっています。
そうした需要の高まりから、ドローン操縦者の育成などを手掛けるスペースワンは、水中ドローンのエキスパートを養成する団体「日本水中ドローン協会」の設立を発表しました。本協会では、水中でドローンを自在に操り、各種調査・安全管理・水難救助などができる人材の育成を目指しており、“水中”からのドローン市場活性化をはかる目的とのことです。
実際、空中用ドローン同様に各社さまざまな水中用ドローンを市場に投入してきており、水中ドローンにおける注目の高さが伺えます。一部、現在販売されている主な水中ドローンを以下にご紹介します。
《主な水中ドローン》
【PowerRay】
https://www.powervision.me/jp/product/powerray
価格:87,000〜112,800円
サイズ:270×465×126mm/3.8kg
最大深度:30m
【GLADIUS MINI】
https://gladius.jp
価格:168,800円
サイズ:385 x 226 x 138 mm/2.5kg
最大深度:100m
【CCROV】
http://www.ccrov.com/ccrov/en/ccrov.html
価格:430,000円
サイズ:208×204×158mm/5.5kg
最大深度:100m
【BlueROV2】
https://www.bluerobotics.com/store/rov/bluerov2/
価格:580,000円
サイズ:457x338x254mm/10〜11kg
最大深度:100m
いずれも最大深度は100mほどですが、カメラ性能やその他オプション機能なども充実しています。ご興味のある方は水中散歩もいかがでしょうか。
『「日本水中ドローン協会」誕生 探査・救助・点検など、操縦のエキスパート育てる』
(出典:2019年06月04日 ITmedia記事より)
>> シーティエスではドローン飛行場「アローレ八王子ドローンフィールド」を運営しております
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより