【6月第1週】フィッシングメール急増中、ご注意を!
実感されている方も少なくないかと思いますが、最近フィッシングメールが増加傾向にあります。フィッシング対策協議会による5月のフィッシング報告集計を見ても一目瞭然で、今後も注意が必要です。
フィッシングメール段階的に増加中
フィッシング対策協議会は6月1日に、フィッシング報告について5月の集計結果を発表しました。この月次集計によると、フィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング報告件数 (海外含む) は、前月より804件増加し、2,701件となっています。
今回、特に多かったのがAppleをかたるフィッシングで、同じ文面、URLで大量に何度も配信される傾向があり、報告数は全体の約65%を占めています。また、LINEや仮想通貨関連サービスのフィッシング報告も多く、加えて新たなブランドの報告もあり、全体的に増加傾向となっています。
その他、メールアカウント情報の詐取を目的としたフィッシングも定常的に発生しているとのことですので、依然として注意と対策が必要です。
『2018/05 フィッシング報告状況』
(出展:2018年6月1日 フィッシング対策協議会より)
今後のフィッシング注意予測
5月はAppleなどをかたるいわゆるブランド型のフィッシングが多かったという話題でしたが、時事的な話題に便乗するフィッシングも犯罪者にとっての常套手段です。
セキュリティ企業ESETによると、開幕を6月14日に控えた「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」もすでに攻撃材料として悪用されていると警告しています。例えば、「おめでとうございます。賞金135万ポンド(2億円弱)のFIFAワールドカップくじに当選しました。当選権を行使するには、こちらへ連絡して下さい」などの手口のメールが届いているとのこと。
こうしたフィッシングに対応してしまうと、賞金を受け取るための手数料といった理由で次々とお金の支払いを要求されます。また同社では、個人情報を入力せずとも返信するだけでも危険だと警告しています。結果、そのメールアドレスが使われていると判断され、大量のフィッシングメールを送りつけられてしまうとのこと。
『ワールドカップに便乗したオンライン詐欺が増加–「当選しました」メールに注意』
(出展:2018年6月7日 CNET Japan記事より)
普段からフィッシングなどの対応をされている方であればそうそう被害にあうことは少ないかと思いますが、こうした事へのリテラシーが低い若年層や高齢者の方などはついうっかりというケースもあるかもしれません。ご家族・ご友人などへの注意喚起を行うこと、企業内であれば新入社員教育の一環で情報共有しておくことをおすすめします。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
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