【5月第4週】受付業務〜駐禁取締まで ー ヒト型ロボットの未来
産業用ロボットの進歩により、生活や社会の中でも様々な分野において効率化の恩恵を受けております。また、近年ではAI技術の進歩により、人間とコミュニケーションのできる人型ロボットが実際に活躍できる時代にもなりつつあります。今週は、SFの世界が現実のものになりつつあるワクワク感がありながらも、少し不安も覚えるような話題です。
仕事で活躍する人型ロボットたち
先日、ドバイ警察がロボット警察官「Robocop」を正式に雇用し話題になりました。しかもしっかり警察官としての業務を遂行するといいます。主な仕事はパトロールや駐車違反の取り締まりになり、駐車違反については胸の液晶から罰金も支払えるとのこと。ドバイ警察は
「Robocopは年中無休で働き、病欠や産休をとらない」
としながらも、将来人間の警察官に置き換えることはしないそうです。まだまだ人間の活躍の場を奪うまでには至っていないようで人としては少し安心しますが、うかうかはしてられませんね。
『ロボット警察官「Robocop」、ドバイ警察が正式雇用』
(出典:2017年05月23日 ITmediaニュースより)
一方で、カナダの銀行ではソフトバンクの「Pepper」の活躍に期待しているといいます。ここで面白いのが、逆に「Pepper」から人々との関わりを学んでいるという点です。顧客サービスにおいて「Pepper」をきっかけに業界の常識枠から脱却したいといいます。
ロボット(AI)が人間よりも気の利いたことを言えるというのは心中複雑な部分もありますが、AI技術がより進歩すれば今以上に精度の高い対話も可能になるのかもしれません。
『「Pepper」ロボットが打ち破る、銀行業界の悪しき慣習』
(出典:2017年05月24日 CNET Japanニュースより)
ロボットが分身となる未来
テレイグジスタンスという言葉をご存知でしょうか。テレイグジスタンスとは、東京大学名誉教授であり、Telexistenceの会長を務める舘氏が1980年に世界で初めて提唱した技術概念です。ロボットを自分の『分身』として操作することで、遠隔地にいながらあたかもその場にいるように影響を与えることができるというものです。
今回、この技術を活用したサービスを開発するTelexistenceに対してKDDIが出資をしたと発表しました。
この技術を応用すればさまざまな分野で人によるロボットの遠隔操作が可能となります。また、Telexistenceでは遠隔操作のロボットを売ることだけが目的ではなく、さまざまな場所にあるロボットに瞬時に『乗り移る』ことができるクラウドプラットフォームを構築する予定もあるといいます。例えば、熟練した一人のオペレーターが複数(拠点)のロボットを操作することもできるのです。
さらに肉体の問題で作業に支障をきたすような場合でも、ロボットのアシスト技術などにより補完することも可能で、仕事のオペレーション概念が変わる技術であることは間違いありません。
自身は自宅に居ながら会社ではロボットが仕事といったように、近い将来満員電車による通勤から開放される日が来るかもしれませんね。
『ロボットを自分の“分身”として操る–KDDIがロボットベンチャーに出資』
(出典:2017年05月18日 CNET Japanニュースより)
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