【5月第2週】東京五輪で活躍するロボットや自動翻訳等の最先端技術とは
いよいよ開催が近づいてきた東京五輪、5月9日から開会式や競技のチケットの抽選申し込み受付が始まりました。今回の五輪では様々なロボットなどの最先端技術が披露される予定です。今回のIT・保守サポートの日誌ではその取り組みをご紹介します。
チケットに申込み殺到、早急なシステム改善で対応
東京五輪の大会組織委員会では、大会ビジョンを「史上最もイノベーティブ(革新的)で世界にポジティブな改革をもたらす大会とする」と掲げています。世界最高水準のテクノロジーを競技会場の設備・運営に活用されるということですが、先週末には前途多難なニュースがありました。
チケット申込みのサイトが受付開始の9日から12日までの3日間で636万アクセスを突破。申し込み手続き完了までに長時間待つ必要があり、73万人待ちという表示が出てしまう結果となりました。
順番待ちでの時間表示をする仕組みは、サーバーダウンを避けるために設計されたそう。11日には申込み者の意見を反映し、システムを改善し混雑は解消したと公式サイトで発表しています。大会ビジョンに掲げるように、今回のようなトラブルが発生した場合でも、最新テクノロジーで早急に対応することが運営側には求められるのかもしれません。
オンラインなのに……東京五輪チケット抽選“長蛇の列”、「73万人待ち」「1時間以上待ち」
(出典:2019年05月09日 ITmedia記事より)
活躍が期待されるロボットや自動翻訳システムの最新動向とは
他にも、大会ではロボット有識者の協力のもと、国や東京都・大会パートナー・東京2020組織委員会が連携し「東京2020ロボットプロジェクト」を発足しています。第一弾では、車椅子の観戦客に向けて物品の運搬を行いながら誘導したり、スムーズな入退場をサポートするロボットや、運搬・荷物の積み入れなどの作業を行うスタッフの負担軽減のためのパワーアシストスーツを公開しました。いずれも台数は限られているので、事前に別の大会で導入するなど実証実験を行い、この技術を必要とする方や場所に適切に配備されることが重要です。
また、外国人観光客にむけて丁寧な「おもてなし」を実現するために、多言語翻訳機能を備えた案内ロボットの活躍も期待されています。こちらは羽田空港や都庁などで既に実証実験が始まっています。
翻訳技術も東京五輪に向けて開発が進んでいるようです。
総務省が所管する国立研究開発法人情報通信研究機構が開発する自動翻訳システムは、英語・中国語・インドネシア語・フランス語など世界31言語が翻訳でき、そのうち14の言語が音声翻訳に対応しています。ただし東京五輪に限らず、訪日外国人や外国人技能実習生の増加とともに日常においても翻訳システムの必要性は日々高まる一方。今回の大会がテクノロジー活性化への契機ではありますが、一般社会においても持続可能な形で広がっていくと期待したいですね。
東京五輪、車いす客をロボットが支援 「驚き」より「実用性」アピール
(出典:2019年03月15日 ITmedia記事より)
31の外国語に対応 自動翻訳システム開発 政府全体で活用へ
(出典:2019年4月26日 NHK NEWS WEBより)
>> IT管理のアウトソーシングならシーティーエスにおまかせください
*********
弊社では、保守サービスやサポートに関する
facebookページを立ち上げています。
セキュリティの問題や脆弱性の情報を
毎日ピックアップして掲載しておりますので
よろしければお立ち寄りください。
ITサポート&サービス情報局【CTS】facebookページ
http://www.facebook.com/ITsupport.service
今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより