【5月第1週】ステイホーム期間にこそサイバーセキュリティ意識の向上を
テレワークや外出自粛により、長いステイホーム状態が続いている方も多いと思います。仕事でも普段のショッピングでも、インターネット利用が益々加速しています。そうした情勢のなかではサイバー犯罪も増加しますので、今まで以上にセキュリティ意識を強く持つことが重要です。
4月はフィッシングが急増
フィッシング対策協議会は5月1日に、フィッシングに関する4月の集計結果を発表しました。今回発表された集計結果によると2020年4月のフィッシング報告件数は11,645件となり、同年3月と比較すると1,974件増加となり、ついに1万件を超えました。前年4月は2,388件だったので、1年でほぼ4倍に増加したこととなります。
具体的にはAmazon、Apple、LINE、楽天 をかたるフィッシングメールが繰り返し大量配信されており、特に Amazon をかたるフィッシングの報告が増えており、前月の約1.4倍の報告数となっています。他にもオンラインショッピング関連のブランドをかたるフィッシングメールや、宅配業者の不在通知を装い不正なサイトへ誘導するショートメッセージ (SMS) についても報告が増えています。
また、フィッシング以外では、新型コロナウイルスに乗じて、マスクなどの販売ショップを装った偽ショッピングサイトへ誘導するメール、給付金や補助金の申請を促すメール、ビットコインで寄付や納税を求める不審なメールなどが確認されています。今後もまだコロナ関連のフィッシングが増えると予想されますので、引き続きの注意が必要です。
『2020/04 フィッシング報告状況』
(出典:2020年05月01日 フィッシング対策協議会より)
ステイホーム期間は親子でセキュリティ学習
家にいる時間が増えるとインターネット利用が増え、同時に前述のようなサイバー驚異にさらされる機会も増えます。そんななか、警視庁はインターネットを利用する小学生(高学年)から高校生及びその保護者が対象に、遊びながらサイバーセキュリティ(CS)を学べる「サイバー迷宮脱出ゲーム」を公開しました。
『サイバーセキュリティ学習用ボードゲーム』(警視庁)
今回公開した「サイバー迷宮脱出ゲーム」は、2チームに分かれてコースを進み、獲得したポイントを競い合う、すごろくタイプのボードゲームです。ゲームは、盤面、コマ、サイコロ、カード、ガイドブックがセットになったPDFファイルとして無料配布されており、家庭のプリンタで印刷して利用できます。
【実施人数】3名以上推奨
・プレイヤー2名
・進行役(高校生以上)1名
まず、「インターネット利用5つの掟」で基礎を学んでから、サイコロを振ってスタートします。クイズカードやアクシデントカードをめくり、インターネット上で発生する様々なトラブルにどう対処するかみんなで考え、楽しみながら正しいサイバーセキュリティの知識を身に付け、ポイントをゲットして「サイバー迷宮からの脱出」というゴールを目指します。
【インターネット利用5つの掟】
・フィルタリングを利用する
・家庭でスマートフォン利用のルールを作る
・困ったことが起こったらすぐ大人に相談する
・インターネットで知り合った人とは会わない
・SNSに自分の情報をのせない
家に家族がそろうこの機に、親子で一緒にサイバーセキュリティについて楽しく学んでみてはいかがでしょうか。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより