【5月第1週】フィッシング詐欺手口は日々巧妙に。スミッシングも激化
今月は新しい元号に変わり、大型連休も明けて様々な業務が立て込んだ方が多かったのではないでしょうか。しかしながら変わらず増え続けているのがフィッシング詐欺。通常業務に戻っても不審メールに記載のURLを安易にクリックしてしまわないよう改めて意識をしておきましょう。
2000件を超えるフィッシング報告件数。注意が必要なのは若年層
フィッシング対策協議会の発表によると、4月のフィッシング報告件数は2,388件となり3月に続いて増加しています。
頻繁にフィッシングメールに登場する企業名としてAmazonやApple、他にも銀行や宅配業者などの名前が悪用されていますが、今回若者を中心に利用が広がっているフリマアプリ「メルカリ」の名を用いた悪質メールが確認されました。件名は「メルカリ事務局[MERCARI]重要なご連絡」などと緊急性を装ったタイトルですので、驚いたり焦ったりして反射的に不正なリンクにアクセスしてしまうケースが考えられます。このような新たな企業名でのフィッシング事例は、まわりに利用者がいらっしゃる方、特にお子さまが当サービスの利用者である場合はぜひ伝えてあげると良いかもしれません。
実は、Googleと市場調査企業Harris Insights&Analyticsが共同で実施した「Online Security Survey」の調査によると、若者(16歳-24歳)のほうが年配者よりもフィッシング詐欺への理解度が低いと判明しています。彼らはデジタルネイティブとも呼ばれていますが、実際はパスワードも同じものを使い続けているのです。
4月のフィッシング詐欺に関する報告は2388件、「メルカリ」かたる悪質メールなど確認
(出典:2019年5月7日 INTERNET Watch記事より)
若いネットユーザーは中年より「フィッシング詐欺に弱い」ことが判明、パスワードの管理もお粗末
(出典:2019年5月7日 Gigazine記事より)
SMSを利用したスミッシング詐欺が急増中
以前からもショートメッセージサービス(SMS)を利用するスミッシング(smishing)手法の詐欺は登場していましたが、最近も増加しています。とりわけ、一般的な宅配業者を騙るのではなく、携帯電話の事業者を装う手口が登場し決済に関するメッセージとともに偽サイトへ誘導します。
攻撃者はさまざまな手法を試しています。万が一「不正なサイトに情報を入力してしまった…」「この内容はフィッシング詐欺かもしれない」など被害に遭ったと感じられた場合はフィッシング対策協議会や警視庁「フィッシング110番」のページを確認してみてくださいね。
偽SMSで個人情報狙う「スミッシング」が激化 携帯事業者装い新手口も
(出典:2019年4月15日 産経新聞記事より)
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