【4月第4週】SNSの個人情報セキュリティは万全ですか?
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は、スマートフォンの発展とともに大きな成長を遂げてきました。いまやTwitter、Facebook、LINEといったサービスは老若男女問わず多く利用されています。しかし、その背景でSNSを起因としたさまざまなトラブルや犯罪も増加しております。
SNSを起因とした犯罪増加
警察庁では、SNSに起因する事犯の被害児童数が増加傾向(過去最多)にあるとして注意を呼びかけました。今回公開した調査資料によると、SNSにおける被害児童の状況の罪種別では児童ポルノ及び児童買春事犯が増加傾向にあり、他罪種は横ばいでした。学職別でみると、被害者の9割弱が高校生及び中学生であり、特に16〜17歳が全体の約7割に及んでいます。
犯罪種別では淫行(いんこう)など青少年保護育成条例違反の被害(702)が最も多く、児童ポルノ(570)、児童買春(447)などが続いています。被疑者と会ってしまった理由としては「金品目的(29.6%)」「優しかった、相談にのってくれた(22.9%)」「交遊目的(17.0%)」「性的関係目的(10.6%)」となっています。
また犯罪の起因となるSNSサイト別では、広く情報発信や同時に複数の友人等と交流する際に利用される「複数交流系」サイトが増加傾向にあり、そのアクセス手段の9割がスマートフォンです。被害児童数が多いサイトは「Twitter」が最多で、次いで「ひま部」と、いずれも昨年よりも増加傾向にあります。
こうした被害を防ぐためにも、SNS上には交遊目的の書き込みはしない、個人情報がわかるような書き込み・設定はしないなどの対策が必要でしょう。そして最終的にはサイトで知り合った人とは会わないのが一番です。
『平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について』
(出展:2018年4月26日 警察庁「子供の性被害対策」より)
Twitterの乗っ取り対策
SNS被害のなかには前述のような犯罪のほかにも、アカウントを乗っ取られるといった被害も依然多く発生しています。マカフィーでは、「Twitter乗っ取り被害にあったときの確認方法・解除法の全手順と予防策」を公式ブログで解説しています。
内容としては、乗っ取りには「ID・パスワードを盗まれて第三者にログインされる場合」と「連携アプリが勝手にツイートを行う場合」の主に2種類のパターンがあり、実際には「連携アプリ」が原因のケースがほとんどであると解説しています。
あわせて本ブログでは、こうしたTwitter乗っ取り被害の「確認」「予防」「事例」などを細かく解説していますので、ご利用中の方は他人事と思わず、一度ご自身の設定などを確認しておくとよいでしょう。
Twitterは便利で有用なサービスですが、アカウントが乗っ取られると踏み台にされ、スパムやマルウェアに関係するツイートを意図せず拡散することなってしまいます。前項のSNSへの不用意な書き込み対策や設定の仕組みを理解し、常に犯罪者の甘い誘いや、乗っ取りの危険にさらされていることを認識したうえでSNSを楽しみましょう。
『Twitter乗っ取り被害にあったときの確認方法・解除法の全手順と予防策』
(出展:2018年4月24日 マカフィー公式ブログより)
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより