【4月第1週】改元に伴う詐欺事例と大型連休に向けたセキュリティ管理
4月1日に新元号が発表され、5月には改元に伴う10日間の大型連休が待ち構えています。
改元に便乗した詐欺は発表の翌日から早速発生しており、個人においても組織においても被害に合わないよう十分に注意しなければなりません。今回のITサポート日誌では詐欺手口の事例とともに、大型連休に向けたセキュリティ管理体制の見直しについてご紹介します。
改元に伴って登場した詐欺メール
大手通信キャリアのNTTドコモやソフトバンク、KDDI(au)では新元号「令和」の発表に伴い、大切なお知らせとして「新プランの移行」「キャッシュバックキャンペーン」といった内容の詐欺メールが発生したことを確認しています。これらはメール内にあるURLをクリックさせるよう誘導し、個人情報をだまし取る手口です。
内閣官房に設置されている「内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)」でも、Twitterにて注意を呼びかけています。また、今回のように何かイベントがあるとそれに便乗して詐欺メールは都度登場するので、慌てたり焦って反応することのないよう常日頃から留意しておきましょう。
新元号便乗、詐欺メール出回る ソフトバンク・ドコモが注意喚起
(出典:2019年4月2日 ITmedia記事より)
大型連休中のセキュリティ体制を整える
4月30日に天皇陛下の御退位、5月1日に新元号への改元。そのため今回の連休は長期休暇となり、セキュリティ担当者は抜かりなく管理体制を整える必要があります。
情報セキュリティ対策の強化を目指す独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、このような長期休暇の場合、【休暇前】【休暇中】【休暇後】の3つの対策が求められるとしていますが、今回は管理者における【休暇前】の対策をご紹介します。
■緊急連絡体制の確認
不測の事態が発生した場合に備えて、委託先企業を含めた緊急連絡体制や対応手順等が明確になっているか確認してください。
・連絡体制の確認(連絡フローが現在の組織体制に沿っているか、等)
・連絡先の確認(各担当者の電話番号が変わっていないか、等)■使用しない機器の電源OFF
長期休暇中に使用しないサーバ等の機器は電源をOFFにしてください。(引用元:IPA「長期休暇における情報セキュリティ対策」)
他にも重要なのが、スタッフに向けてのセキュリティ対策に関する事前周知です。
例えば、自宅で仕事をする際にもウィルス感染や不正アクセス等の被害が発生しないよう機器やデータの持ち出しルールの確認、または社内ネットワークへの機器接続ルールの確認をおこなってください。
休暇中の場合は出勤日と異なり、スタッフとの連絡がとれず対応が遅れてしまいがちですので、被害も拡大しやすくなります。
それを未然に防ぐために、事前の対策が鍵となるのです。IPA「長期休暇における情報セキュリティ対策」ページ内には、【休暇中】【休暇後】の対策も含めて詳細が掲載されています。管理者だけでなくスタッフにも情報共有や周知をしながら、大型連休に向けてセキュリティへの意識を高めておきたいですね。
ゴールデンウィークにおける情報セキュリティに関する注意喚起
(出典:2019年4月2日 独立行政法人情報処理推進機構 記事より)
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