【4月第1週】スマホでの『電子マネー』利用 ー リスクと対策
最近話題にのぼったセキュリティ関連のニュースを取り上げます。
いまやsuicaなどの交通系ICカードとして我々の身近な存在にもなっているプリペイド式の電子マネー。そしてお財布ケータイへと時代の変遷により電子マネーの種類・形態もさまざまに発展してきました。近年はスマートフォンなどでの電子マネー需要も多くなっています。今回はそんな電子マネーの最新利用実態にまつわる話題です。
若年層の電子マネー利用率は?
株式会社テスティーは、スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」ユーザーを対象とした若年層の電子マネー利用調査結果を発表しました。
『若者が不安なのは紛失と使いすぎ!若年層電子マネー事情調査』
(出典:2017/04/04 テスティー若年層リサーチ より)
対象:Androidユーザーのうち10代男女921サンプル、20代男女1,002サンプル、計1,923人。
まずは「電子マネーを持っていますか」の問に対して、10代の47.4%、20代の55.3%が「持っている」と回答しました。
また、利用している電子マネーは、10代の71.6%、20代の58.0%が「交通系ICカード」と回答。利用場所は、10代の63.8%が「交通機関」、56.6%が「コンビニ」と答え、20代は58.2%が「コンビニ」、49.3%が「交通機関」と回答しています。
「スマホで支払える電子マネーアプリ」は10代の23.6%、20代の23.3%が利用しているという結果に。その理由としては、「残高がすぐにわかる」「スマホ1台で事が済む」とった利便性をあげる一方で、「使い方がわからない」「スマホを無くした時に悪用されると怖い」といった不安をあげる人が多く見受けられます。
実際、10代の53.7%、20代の55.3%が「電子マネー利用に不安がある」と回答しています。
全体的に「紛失時の対応」や「金銭感覚の変化」「残高やチャージの管理」に対して不安を感じているようです。
スマートフォンでの電子マネー利用における注意点
上記の調査結果からも、特にWEBやスマートフォンでの電子マネー利用に対する不安要素がまだまだありそうです。実際、この電子マネーに関連したフィッシング詐欺も発生しており、電子マネーの今後の普及にブレーキをかける要因となっているかもしれません。
『ウェブマネーをかたるフィッシング』
(出典:2017/03/24 フィッシング対策協議会ニュースより)
こうしたフィッシングメールは当然ながら安易に開くのは危険です。
万が一フィッシングサイトに誘導されても、アカウント情報を絶対に入力しないように注意が必要です。事前にウイルス対策アプリを入れておくのも必要でしょう。
また、スマートフォンの場合常につきまとう紛失・盗難に対するリスク。これに対しては事前に以下のようなセキュリティを複合的にかけておくことをおすすめします。
・本人しか開けないよう、指紋などの生体認証をかけておく
・PINコードロックをかけておく
・離れた場所から操作できないようにリモートロックをかけておく
・位置情報を利用した探索機能をかけておく(『iPhoneを探す』『Androidデバイスマネージャー』など)
当然、フィッシング詐欺や盗難・紛失といった被害・事故に遭わないことに越したことはありませんが、安心・安全に便利なサービスを活用するためにもこういった事前の対策が必要ですね。逆に言えば、こうした安全対策ができることはスマートフォンの最大のメリットかもしれません。
最後に、使いすぎによる金銭感覚の麻痺にはご注意を。
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